この度、biscuit gallery(新宿区)では、大好評企画「6 drawings」の第3弾「6 drawings vol.3」を開催いたします。
Vol.1
Vol.2
「6 drawings vol.3」は、6人の美術作家によるドローイングを中心とした展覧会です。
会期は、2025年11月8日(土)から11月23日(日)まで。

今展覧会は、AWASE galleryとの共同企画になります。海老原イェニ、上條陽斗、Charles Munka、丸山咲、三成花奈、弓月6名の美術作家それぞれの解釈で描かれるドローイング展をお届けします。
6人の作家が独自の方法でドローイングを拡張する企画展です。是非お楽しみにしてください。
<参加作家>
海老原イェニ / Yennie Ebihara
2003年 ⽇本⽣まれ⾹港育ち
2021年 東京藝術⼤学油画専攻⼊学
2022年 久⽶桂⼀郎奨学基⾦受賞
幼少期は⾹港で育ち、2015年に帰国。
韓国と⽇本のハーフで、英語の環境で育ったため、多様な⽂化や⾔語を経験。その経験を通して、⾃分の関わっている社会環境や社会問題を独⾃の視点から観察し、⾃分を取り巻く社会に対して作品を媒体として考えを表現している。
上條陽斗 / Haruto Kamijo
2000年 東京生まれ
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士後期課程在籍
東京大学工学部長賞(研究最優秀)の受賞やクマ財団8・ 9期生への採択、大阪・関西万博の閉会式での衣装素材の制作など多方面で活動している。
シャルル・ムンカ / Charles Munka
フランス・リヨン出身
2002年 エミール・コール美術学校 修了
現在は新潟・佐渡島(さどがしま)を拠点に構え、作品を制作している。
10代の頃に日本のアニメーションやアジア映画を観て育った彼は、表現主義や抽象主義に関連する一連のヨーロッパ・アメリカの伝統の奔放なタッチを伝えると同時に、アジアの大都市文化との対話を続けている。
丸山咲 / Saki Maruyama
2002年 東京都生まれ
2021年 武蔵野美術大学造形学部日本画学科入学
2025年 同学視覚デザイン学科卒業
「見る側」と「見られる側」や画中画、支持体とモチーフのリンクをはじめとした、絵画のなかに存在できる構造や物語について考えながら油画を中心に制作している。
三成花奈 / Kana Mitsunari
山口県生まれ
2023年 武蔵野美術大学 造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2023年 東京藝術大学 大学院美術研究科修士課程 油画技法・材料研究室 入学
実際に目にした事象の再現映像から異なる時間や視点を組み合わせ、イメージを再構築する。再構築されたイメージは絵具の層を重ねる過程で反芻され、感情や経験は変容しつつ絵画として実体化する。こうして、自分の経験を通してでしか物事は見ることができないという、至極当然な事実の提示を試みている。また、静物と人物の境界を探り、その表現のあり方を模索している。
弓月 / Yuzuki
2023年 東京藝術⼤学油画専攻⼊学
小学校や中学校内で蔓延っているカースト制度や全体心理を恐れ、常に普通でいようとする優等生の少女(峰内かな子)が、人目を気にせず生きる風変わりな吉澤くんという同級生に恋することで徐々に人目を気にせず自分らしく生きていこうと変わっていく自立への物語を元に、絵画や絵本、詩を創作している。
彼女の作品は社会の歯車の中で、聞こえないふり、見ないふり、そして存在さえもなかったことにされてきた者たちに焦点を当てている。
【開催概要】
展覧会名:6 drawings vol.3
参加作家:海老原イェニ、上條陽斗、Charles Munka、丸山咲、三成花奈、弓月
会場:biscuit gallery、AWASE gallery、Onの3会場
会期:2025年11月8日(土)〜11月23日(日)
オープニングパーティー:11/8 (土) 16:00-19:00
時間:12:00〜19:00 ※月〜火休み
入場:無料
主催:biscuit gallery、AWASE gallery