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平野 真美/Mami Hirano

平野 真美/Mami Hirano

Profile

1989年 岐阜県出身
2014年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程先端藝術表現専攻修了

Concept

闘病する愛犬や、架空の生物であるユニコーンなど、対象とする生物の骨や内臓、筋肉や 皮膚など構成するあらゆる要素を忠実に制作することで、実在・非実在生物の生体構築、 生命の保存、または蘇生に関する作品制作を行う。

主な発表に「2018年のフランケンシュタイン バイオアートにみる芸術と科学と社会のいま」

主な展示歴

個展

2021
「平野真美 個展 変身物語METAMORPHOSES」(3331 Arts Chiyoda)
「ab-sence/ac-ceptance 不在の観測」(岐阜県美術館)

2018
「EYE OF GYRE」ほか

受賞歴

2020 シェル美術賞2020 入選
2020  15th TAGBOAT AWARD 入選

 

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プライバシーポリシー

株式会社biscuit(biscuitgallery)(以下「当社」といいます。)は、当社の業務に関連して取得する個人情報の取り扱いについて、次のとおりプライバシーポリシーを定めます。

1.対象となる「個人情報」

「個人情報」とは、生存する個人に関する情報であって、氏名、生年月日その他の記述等により特定の個人を識別することができる情報(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができる情報を含みます。)をいいます。

2.当社が取得する個人情報

当社は、業務を行うにあたり、次の個人情報を取得させていただくことがあります。
(1)お名前
(2)生年月日
(3)ご連絡先情報(メールアドレス、電話番号、ご住所など)(4)その他当社が業務を行う上で必要な情報

3.個人情報の利用目的

当社は、ご本人から取得した個人情報を次の目的のために利用させていただきます。

当社のお客様
(1)ご購入されたアート作品の納品、請求書のご送付、決済、その他当社の業務を行うため
(2)アーティストの新作、個展、展覧会、レセプション、アートフェア、その他のイベントのご案内をお送りするため
(3)当社の利用規約やプライバシーポリシーの変更などの重要なお知らせをお送りするため
(4)お問い合わせへの対応のため
(5)その他上記各目的に付随する目的のため

アーティスト
(1)アーティスト・当社間の契約の検討のため
(2)アーティストのプロモーション、アート作品の販売のため
(3)当社の業務に関する連絡のため
(4)その他上記各目的に付随する目的のため

採用応募者
(1)採用の検討のため
(2)採用後の人事管理、当社の業務に関する連絡のため
(3)その他上記各目的に付随する目的のため

4.個人情報の第三者提供

当社は、業務を行うにあたり、ご本人の同意を得たときを除き、ご本人の個人情報を第三者に提供いたしません。ただし、次のいずれかの場合はこの限りではありません。
(1)法令に基づくとき
(2)人の生命、身体、又は財産の保護のために第三者への提供が必要ある場合で、ご本人の同意を得ることが困難であるとき
(3)公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合で、ご本人の同意を得ることが困難であるとき
(4)国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合で、ご本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき
(5)サービスの不正利用の調査、犯罪捜査のため、警察、クレジットカード会社、金融機関、その他決済代行会社等に対して開示が必要なとき
(6)第三者が提供するサービスの利用をご本人が希望した場合で、そのサービスの利用に開示が必要なとき

5.アーティストとの共同利用

当社は、取得した個人情報をお客様がご購入された作品の作者であるアーティストと共同で利用させていただくことがあります。
(1)共同して利用する個人情報の項目お名前、生年月日、ご連絡先情報(メールアドレス、電話番号、ご住所)
(2)共同して利用する者の範囲お客様がご購入された作品の作者であるアーティスト
(3)利用する者の利用目的
a)アート作品の来歴管理、b)新作、個展、展覧会、レセプション、アートフェア、その他のイベントのご案内をお送りするため、c)お問い合わせへの対応のため、d)その他前記各目的に付随する目的のため
(4)個人情報の管理について責任を有する者
株式会社biscuit(biscuitgallery)
住所:東京都渋谷区松濤1-28-8biscuitビル
代表者:小林真比古

6.ご本人による個人情報へのアクセス

当社は、保有する個人情報について、個人情報保護法に基づく開示、訂正等のご本人からの請求があった場合、運転免許証、パスポートなどの提示によりご本人であることを確認の上、個人情報保護法に従って対応します。

7.取得した個人情報の消去

当社は、取得した個人情報を利用する必要がなくなったときは、その個人情報を合理的期間内に消去するよう努めます。

8.プライバシーポリシーの変更

当社は、変更日を明示した上でプライバシーポリシーを変更することができます。変更内容は明示された変更日より有効となりますので、適宜最新のプライバシーポリシーをご確認ください。

9.個人情報取扱事業者

株式会社biscuit(biscuitgallery)
住所:東京都渋谷区松濤1-28-8biscuitビル
代表者:小林真比古
お問い合わせ窓口
プライバシーポリシーに関するお問い合わせは、【info(アットマーク)biscuitgallery.com】までご連絡ください。

制定:2021年3月1日

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Artists

星山 耕太郎/Kotaro Hoshiyama

星山 耕太郎/Kotaro Hoshiyama

Profile

1979年 東京都生まれ
2003年 多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業

主な展示歴

個展

2010年「顔の中へ」(Gallery Q / 東京・銀座)
2012年「彼岸の考察」(Gallery 百想 / 東京・吉祥寺)
2017年「Alter Ego」(The Artcomplex Center of Tokyo / 東京・信濃町)
2018年「Flyer」(日本橋髙島屋美術画廊X / 東京・日本橋)
2020年「PSYCHOLOGICAL COLLAGE」(髙島屋S.C.美術画廊X / 東京・日本橋)
2020年「Psychological Collage II FRAGMENTS」 (roid works gallery / 東京・湯島)
2021年「Psychological Collage Ⅲ NAKED」PART1/PART2 (roid works gallery / 東京・湯島)

グループ展等

2020年「ブレイク前夜 in 代官山ヒルサイドテラス 小山登美夫セレクションの38人」(ヒルサイドフォーラム / 東京・代官山)
2021年「AaP2021」(roid works gallery / 東京・湯島)
2021年「AaP展」(Gallery A8T / 仙台)
2021年「FUN LIFE with ART」(RIVERSIDE CLUB / 東京・中目黒)
2021年「ブレイク前夜展」(Gallery A8T / 仙台)

 

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Artists

岩岡 純子/Sumiko Iwaoka

岩岡 純子/Sumiko Iwaoka

Profile

1982年 千葉県生まれ
2009年 東京芸術大学大学院美術研究科修了

主な展示歴

個展
2020 「Landscape」オークウッドアパートメンツ六本木セントラル
2013 「美人画展」3331 Gallery

グループ展等
2021
「dpi」KANZE ARTS
「アート解放区 EATS 日本橋」福島ビル
「TAGBOAT ART FAIR」東京ポートシティ竹芝
「TAGBOAT ART SHOW」阪急MEN’S TOKYO
2020
「シェル美術賞2020」国立新美術館
「HOMMAGE」Sansiao Gallery
「reproduction of HOMMAGE SGHK 2019」Sansiao Gallery
「15th TADBOAT AWARD」渋谷ヒカリエ
2019
「HOMMAGE」Sansiao Gallery
「HOMMAGE」Sansiao Gallery HK
2018
「HOMMAGE」Sansiao Gallery
2017
「Search & Destroy」 TAV GALLERY
2016
「TRANS ARTS TOKYO 2016 –UP TOKYO–」神田
「HOMMAGE」Sansiao Gallery
「Who By Art vol.5」 西武渋谷
2015
「岩岡純子|宮川ひかる」Tokyoarts Gallery

受賞歴

2020 シェル美術賞2020 入選
2020  15th TAGBOAT AWARD 入選

 

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Exhibition

買える!コレクター展「Collectors’ Collective Vol.5」

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、買える!コレクター展「Collectors’ Collective Vol.5」(通称:コレコレ展)を開催いたします。

会期は2021年12月2日(木)から12月19日(日)まで。

コレコレ展は、2019年の第1回開催から好評を博し、本展が5回目の開催となります。
※過去の開催に関しては以下のリンクより参照ください。

Collectors’ Collective公式サイト:https://collectors-collective.com/

これまでの展覧会と同様に、3名のアートコレクターが集い、それぞれのアートコレクションを披露すると同時に、コレクション作家や注目の作家の新作が披露されます。

参加するアートコレクターは以下の3名です。

石川賢司(1階展示担当)

[自己紹介]
30代後半のアートウォッチャー。
副業で会社員をしている。
コレクション歴は2年半、現在61点の作品を所有。
2007年、無理矢理連れて行かれたジョー・プライスコレクション展で長澤蘆雪にハマり、そこから国内・海外の美術館を巡り、近現代までのアートに触れてはいたが、2018年、直島で宮島達男作品に触れ、同時代のアートを追う面白さに目覚める。
初めてのコレクションは、アートフェア東京2019だった。
作品や作家が好きなのは大前提として、中でもいくつかあるコレクション基準の一つが【独自性】
今回はそれが色濃く出る作家の皆さんに協力していただいた。

ゆとりーマン(2階展示担当)

[自己紹介]
普段は都内に勤務する20代後半のサラリーマン。

コレクション歴は1年半。自身と同世代の作家を中心に、現在約40点の作品を所有。
これまでアートとは無縁の生活を送っていたが、”13歳からのアート思考”を読んだことをきっかけに現代アートに興味を持ち、サラリーマンコレクターの道へ。
現実社会と棲み分けするべく、アート活動時には「ゆとりーマン」を名乗っており主にTwitterにて蒐集した作品の紹介や鑑賞した展示の感想を発信。
残す必要に駆られた作品を蒐集しており、数十年後振り返った際、移りゆく自分史を体現できているようなコレクションを目指している。

gutsurohi(3階展示担当)

[自己紹介]
多摩美大卒、作家活動、画廊勤務の経験をもち、買い手、売り手、作り手の視点を持つコレクター。
現在は会社を経営する40歳で、コレクション歴は7年。
同世代である80年代生まれのペインターを中心にコレクション。全てが日本の作家。その中でも、過小評価されていると感じる作家を応援している。現在、約60点の作品を所有。初めて買った作家は今津景。
自宅は、アートコレクションをすることを前提に建築家を選び、設計開始と同時期にコレクションを始める。
空間を最大限に活かすために、大型の平面作品をコレクションすることが多い。
今回のコレコレ展では、同世代の作家を中心に、キャリアを重ねながらも、新たな表現を模索し続けている作家を選定した。

 

本展開催に際し、コレコレ展3回⽬の参加者でもあるアートコレクター塚⽥萌菜美⽒よりテキストを寄稿頂きました。


市⺠コレクターが世界を揺るがす。
ーSNSの普及、アートの⺠主化、そしてコレクターズ・コレクティブ展ー

「ハーブ&ドロシー」という映画にもなった夫婦のことをご存知だろうか。ハーブは郵便局員、妻のドロシーは図書館司書で、年収は260万円ほどというごく一般的な夫婦である。しかし、アート業界に携わる人物に二人のことを聞くと、彼らの存在は伝説のような熱狂をもって語られる。

二人の存在がこれまでに際立つのは、決して資金的に恵まれた環境にないものの、その審美眼と行動力で、歴史に残るコレクションを築き上げたという、ある種のコレクターのアメリカンドリームであるからだ。世界中に分布するアートワールドは、上流階級や富裕層、特権階級がひしめく現代にあっては珍しい社交空間であり、素晴らしいコレクションを築き上げるには相応の資金力やコネクションや、ブランディングが必要となる。殊にそれが顕著なアメリカのアート界にあって、公務員夫妻が1960年代から半世紀をかけてパブロ・ピカソやロイ・リキテンシュタインといった当時を代表する作家からヨーゼフ・ボイス、シンディ・シャーマン、村上隆らの作品を収集し、終活として美術館に全コレクションを寄贈したことは、まさに驚きと多大なる尊敬を集めたのである。

さて、この二人の生涯が紹介された映画が日本で公開となった2012年から2013年周辺について思い返してみたい。「日本にアートマーケットは存在しない」と言われた時期を経て、「やっと最低限のインフラが整ってきた」[1]ものの、リーマンショックでアート界にも急激な落ち込みが見られた2008年から、やや立ち直りが見え始めた時期である。既にTwitterとFacebookが日本語対応して5年が経ち、翌年にInstagramの日本語対応化を控えたこの年付近から、日本国内で草の根的なアートラバーたちの先駆ともいうべき人々が、日々のギャラリー訪問やコレクション作品について、いわゆるSNSという統一プラットフォームにて発言をし始めた時期にも重なっている。もちろん彼らは以前にも存在していたものの、ブログなど個々のウェブサイト内で完結していた日々の記録が、こうしたSNSに集約されてきたと言えるだろう。結果的に、多くの人々が各サイトに散り散りになっていた情報を、日々のタイムラインで収集できるようになり、アカウント上での交流が始まり、自らのライフスタイルに導入し、その輪が拡大していく現象が始まったのである。これは何もアートジャンルに限った話ではない。アイドルやミュージシャンのファンでも美味しいレストランを追い求めるコミュニティにも均一に訪れたウェブ上のコミュニティの在り方の変化である。しかし、アートにおいては、ある特徴からより交流が進みやすかったと言えるかもしれない。

それはアートの展覧会が必ず実際の場で行われていたことである。それも美術館ならまだしも、ギャラリーの場合は1週間で完結するイベントもある。その場に行くことは、必然的に普段フォローしている/されている人たちとエンカウントする可能性が非常に高いということだ。記帳されている名前から(アカウント名を書く人もいる)、アカウント上で交流のある人に限りなく近いところにいたということが分かる性質もある。ちょっとしたオフ会のような現象も起こりえるわけだ。

そうした中で2019年に誕生した「コレクターズ・コレクティブ展」はひとつの必然だったかもしれない。コレクション展示でありながら、その作家の新作も買える、新たな形式の展覧会である。もちろんコレクションを見せる場でもあるため、ざっくばらんに言うと気軽なオフ会兼ノウハウ共有の場でもある。アカウント上で交流のあった3人のコレクターが自らのコレクションを展示して紹介し、在廊し、リアルな場で来場者の質問に答える。普段はオンラインで交流しているため忘れがちだが、普段フラットに接しているアカウントでも背後には会社員から社長など、職業もジェンダーも年齢も様々な生身の人間がいる。つまり、初心者にとっても展示方法や購入方法などのノウハウ共有の場でありながら、日常生活で触れ合わないであろう人たちと部活感覚で繋がれるのである。また展覧会形式であるため、訪れた人のフォロワーが来場し、また輪が広がる。別の展示に行ったときに、知り合いとしてアート談議ができる交流が誕生するのである。

こうした状況は、アートの民主化という大きなうねりとして実際にアートの既存の評価軸を変革しつつある。限られた一部の有力者たち(しばしば同一の出自や背景を持つ)が良し悪しを判断していた状況に、多くの市民コレクターの声が響き始めているのだ。つまり既存の評価軸から零れ落ちていた作家たちに光が当たっているのだ。たとえ専門家でも、日本に何千とあるギャラリー全ては回れないが、アート系のSNSアカウントを見て、興味を持った企画に足を運び、その後その専門家がキュレーションする展示に該当作家が呼ばれる現象は実際に起きている。こうした民主主義による視点の多様化が、確実に種をまき、水を与え、出芽した先に光を照らしてきた。その中でもインフルエンサー化した会社員のコレクターがアート系の雑誌・ウェブメディアに取り上げられ、連載を持つことも見受けられるようになってきた。

同等の現象は日本のみならず、同様にアート市場が発展途上であったアジア諸国でも展開されてきている。つまり美術史の枠組みを自国で持たないがゆえに、お手本として示されてきた(もとい近代化の名の下に着せられてきた)欧米各国の白人男性が維持してきた評価軸に、こうした多様な背景を持つ市民の声が届き始めている。アジア系コレクター層の台頭やMe Too運動、Black Lives Matter運動が美術史の書き手そのものを見直す契機になっているのである。これはすなわち美術史の変革である。近年女性や多様なジェンダー、人種による美術史の書き直し、コレクション方針の見直しがなされ始めているのはそのためだ。

2021年12月、「コレクターズ・コレクティブ展」は第5回目を迎える。今回集った3名も、各々ハーブとドロシーのように足しげくギャラリーへ通い、情報収集しながらそれぞれの立場に根差した視点で作品を見つめてきた。三者三様のコレクションはこのアート民主化時代に何を語り、どのような相互関係を生むのだろうか。

[1] 小山登美夫『現代アートビジネス』角川新書、2008年、p.181

塚田萌菜美


 

5回目となる本展の特徴は、3名のコレクターが1フロアを担当し、フロアの展示をキュレーションいたします。

 

開催概要

買える!コレクター展「Collectors’ Collective Vol.5」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
参加アーティスト(全14名):青木美紅、網代幸介、岩岡純子、城月、黒坂祐、庄司朝美、田中一太、花沢忍、平野真美、Funny Dress-up Lab、星山耕太郎、松田ハル、三瓶玲奈、渡辺豊 ※50音順
会期:2021年12月2日(木)〜12月19日(日)
時間:13:00〜19:00(土日祝:12:00〜18:00)
※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:Bambinart Gallery、Maki Fine Arts、Yutaka Kikutake Gallery
公式サイト:https://collectors-collective.com/
助成:⽂化庁「ARTS for the future!」補助対象事業