山ノ内 陽介/Yosuke Yamanouchi

Profile
山ノ内 陽介/Yousuke Yamanouchi
1996年 愛知県出身
2019年 名古屋造形大学洋画コース 卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻 修了
主な展示歴
【個展】
2022
– 「歪み -ひずみ-」CANDYBAR Gallery, 東京
2021
– 「Glossy Pure Stroke」CANDYBAR Gallery, 東京
– 「Mindfulness」gallery b.tokyo, 東京
– 「深淵まで」 myheirloom pre-open exhibition
2020
「思考を紡ぐ」gallery b.tokyo, 東京
【グループ展】
2022
–2人展「gap」biscuit gallery, 東京
–biscuit gallery first anniversary exhibition「grid」biscuit gallery, 東京
2021
– REAL by ArtSticker「第6の予言 The 6th prophecy-The first sentence-」KITTE 4F, 東京
Overviews
山ノ内陽介は絵画の歴史や構造そのものと率直に向き合い、その可能性をあますところなく引き出そうとする作品を制作しています。
古典絵画を引用しながらもわずかに、かつ大胆な改変を施すかのようなアプローチは前衛的な美術家やダダイスト、シュルレアリストのスタンスを思わせますが、彼の作品はそのさらに先へと進み、絵画のマテ物質性に言及しています。
かつてロシア・アバンギャルドの作家らが絵画の表面処理や効果に注意を払うファクトゥーラの概念を生み出したように、山ノ内もまた「表皮シリーズ」に見られる通り、絵画を単純なイメージに関する議論の枠に留めず、あたかも「視覚の触覚性」とも呼びうるような視覚効果を作品に与え、それを見る私たちに新しい絵画体験と現代絵画の可能性を提示し続けます。