カテゴリー
Exhibition

森ゆらら 個展「TRUE ROMANCE」/ Yulala Mori “TRUE ROMANCE”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、現代美術作家の森ゆららによる個展「TRUE ROMANCE」を開催致します。会期は2024年1月11日(木)から1月28日(日)まで。

1月13日(土) 16:00-19:00に、オープニングパーティーを開催いたします。
作家在廊予定です。

Yulala Mori solo exhibition “TRUE ROMANCE” main visual

森 ゆららにとって初個展となる本展は、ギャラリー3フロアを使って展開されます。

新進気鋭の作家森ゆららが作り出す展示空間に、是非ご期待ください。

Online Sale

 

TRUE ROMANCE

ロマンティックな映画と音楽、美しい光と色彩、それらを愛する全てのロマンティックな人に向けた絵画の映画館であり、YULALAからのラブレター
(森ゆらら)

《Uma》 Oil on canvas, 727×606mm, 2023

《Girl with big thumbs》 Oil on canvas, 1620×1303mm, 2023

 

アーティストプロフィール

森 ゆらら | Yulala Mori

1996年 東京都生まれ
2020年 東京藝術大学絵画科油画専攻 卒業
2022年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程第一研究室 修了

主に油画、水彩画を制作している他、立体作品、大型ネオン管アート等、自由な表現方法で制作活動を行う

ロマンティックな映画、音楽、芸術、書籍、人、自然、宇宙から受けたインスピレーションをリスペクトの精神と純粋な愛情をもってロマンティックなストーリーを想像し、独自の色彩感覚でアートとして表現
日々、最高の作品を作ることを目指している

またロマンティックな芸術や人が世界に溢れたらもっと楽しい世界になると考える『世界平和プロジェクト』を主宰
WACKO MARIAのグラフィックや旗艦店 PARADISE TOKYO内のアートワークを手掛け、ブランドの世界観をよりロマンティックに反映する重要な役割を担っている

展示歴

2023年 グループ展「Intersection」(銀座 蔦屋ATRIUM), 東京

Art Fair

2023年 ART FAIR TOKYO (biscuit gallery booth), 東京

プロフィール詳細はこちらから

開催概要

森ゆらら 個展
「TRUE ROMANCE」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2024年1月11日(木)〜1月28日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

オープニングパーティー:2024年1月13日(土) 16:00-19:00
※どなたでもご参加いただけます。

カテゴリー
Exhibition

グループ展「biscuit gallery Christmas exhibition」/ Group show “biscuit gallery Christmas exhibition”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、グループ展「biscuit gallery Christmas exhibition」を開催致します。
会期は2023年12月14日(木)から12月24日(日)まで。

biscuit gallery (渋谷) 参加作家:

岡田佑里奈 (Yurina Okada)
城蛍 (Hotaru Tachi)
中風森滋 (Shinji Nakakaze)
那須佐和子 (Sawako Nasu) 
西浦裕太 (Yuta Nishiura)
福原優太 (Yuta Fukuhara) 
三代宏大 (Kodai Mishiro) 

作品リスト(渋谷)

 

本展は、biscuit gallery karuizawaとの同時開催となります。
biscuit gallery karuizawaの会期は、2023年12月9日(土)から12月17日(日)まで。

biscuit gallery karuizawa (軽井沢) 参加作家:

五十嵐大地 (Daichi Igarashi) 
井上りか子 (Rikako Inoue)
中風森滋 (Shinji Nakakaze) 
那須佐和子 (Sawako Nasu) 
福原優太 (Yuta Fukuhara) 
藤川さき (Saki Fujikawa) 
三代宏大 (Kodai Mishiro) 
森川瑳久 (Saku Morikawa) 

 

本展は、今年を締めくくる展示となります。
ぜひ皆様のお越しをお待ちしております。

開催概要

グループ展「biscuit gallery Christmas exhibition」

【biscuit gallery (渋谷)】
会場:biscuit gallery 1階〜2階
会期:2023年12月14日(木)〜12月24日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

【biscuit gallery karuizawa (軽井沢)】

会期:2023年12月9日(土)〜2023年12月17日(日)
時間:12:00〜18:00 ※火・水休み
入場:無料
主催:biscuit gallery karuizawa

カテゴリー
Exhibition

山田美優 個展「Dawn + Drawn」/ Miyu Yamada “Dawn + Drawn”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、現代美術作家の山田美優による個展「Dawn + Drawn」を開催致します。会期は2023年11月23日(木)から12月10日(日)まで。

初日の11月23日(木・祝) 15:00-19:00に、オープニングパーティーを開催いたします。

Miyu Yamada solo exhibition “Dawn + Drawn” main visual

山田にとってbiscuit galleryで初となる個展では、3フロアを使い新作を発表します。新たな作家山田美優の一面が多分にみられる作品、展示構成にご期待ください。

展示に寄せて

熱気がこもる猛暑の中、涼しさと静けさを求め、制作はだいたい日没から始め、 朝方までかかることもありました。捗る夜が明け、空の色がほんの少し色づき始 める時間まで制作した作品を中心に展示します。

素材の一つとして用いている “砂” に関する記憶を遡ると記憶に残っているのは、 小さな頃見た実家にある植木鉢の中の砂です。植木鉢とは小さなものですが、都 会から見るその小さな世界が自然というものに興味をもたせてくれました。

日々、アトリエの近くにある砂浜に描くドローイングは、次の日になると風や 雨、潮の満ち引きによってかすれたり、消えたりしています。同じ形を留めない 砂は、素朴で、定まらない曖昧な存在として感じられます。すぐに舞い上がって しまうほど軽く小さな砂ですが、キャンバスにのせた時の手応え、絵の具と混ざ り合った時のザラザラとした質感は、確かな抵抗として感じられ、描くという根 源的な欲求をかりたててくれます。

ここのところ、作品(物体のようなもの)を作るという意識から、「描く」という意識に変化しました。そんなことから、「夜明け」と「描く」の二語を取り、 「Dawn + Drawn」という展覧会のタイトルを付けました。

ぜひごゆっくりと楽しんでいただけたらと思います。

山田 美優

 

アーティストプロフィール

山田 美優 | Miyu Yamada

1994年 東京都出身
青山学院大学法学部卒業

時代や社会の流れの狭間に生きる者を投影した作品を制作する。現代⼈の持つ独特の浮遊感、つかみどころのなさといったものを捉え、都市と自然の中間的存在として砂状の素材を用いている。
ドローイングを元に線を盛り上げて描くシリーズとパステルを用いた作品を展開する。
登場する生きものたちは、目まぐるしく変化する時代と交錯した社会を見つめる自分自身であると同時に、鑑賞者自身として描き出される。

プロフィール詳細はこちらから

開催概要

山田美優 個展
「Dawn + Drawn」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2023年11月23日(木)〜12月10日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

オープニングパーティー:2023年11月23日(木・祝) 15:00-19:00
※どなたでもご参加いただけます。

カテゴリー
Exhibition

【3人展】大澤巴瑠×岡田佑里奈×仲衿香「幻像のラプソティー」/ Hal Osawa, Yurina Okada, and Erika Naka “Rhapsodic Spectrum”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、現代美術作家の大澤巴瑠、岡田佑里奈、仲衿香による3人展「幻像のラプソティー」を開催致します。

会期は2023年11月2日(木)から11月19日(日)まで。

メインビジュアルに使用されている、大澤・岡田・仲3名による合作作品「Caerus(カイロス)」は、『機会』『一瞬の時』を意味する言葉です。

3人の制作の共通項として、技法や選定するモチーフが瞬間的である事が言えます。今回の展示では、3人が相互にやり取りをして展示を構成しました。

この3人ならではのやり取りから生まれる展示を、是非この機会にご覧下さい。

大澤巴瑠《Bur@rt》727×727mm

岡田佑里奈《Bur@rt》 727×727×50mm

仲衿香《Bur@rt》 727×727×50mm

 

アーティストプロフィール

大澤巴瑠 | Hal Osawa

1997年 東京都出身
2020年 多摩美術大学美術学部油画科 卒業
2022年 京都芸術大学大学院芸術研究科 修了

『複製』という行為にあえてわたしはバグを起こす。この行為によってコピーをしたはずが、印刷物は別のオリジナルに変容してしまっている。私はデジタルの複製をアナログで複製することにより、価値の曖昧さを作品に仮託し、可視化した作品を制作している。(大澤巴瑠)

岡田佑里奈 | Yurina Okada

1995年 兵庫県出身
2018年 京都造形芸術大学 卒業
2020年 京都造形芸術大学修士課程 修了

岡田佑里奈の作品は絵画、そして写真の領域を横断しながら次世代にあるべき平面作品の可能性について問いを投げかけます。

プロフィール詳細はこちらから

仲衿香 | Erika Naka

1994年 長野県出身
2019年 東京造形大学絵画専攻 卒業

目にした記号や日常生活の事物を絵画に落とし込み、アクリル絵具を用いた厚塗りが特徴の作品を制作している。

 

開催概要

大澤巴瑠×岡田佑里奈×仲衿香
「幻像のラプソティー」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2023年11月2日(木)〜11月19日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:SH GALLERY

オープニングレセプション:11月2日(木)15時〜19時

カテゴリー
Exhibition

biscuit gallery group exhibition 「re2」

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、2023年10月8日より、2021年に第1回目を開催した展覧会「re」の第2回目となる「re2」を開催いたします。

オープニングパーティーを、初日の2023年10月8日(日) 16時より予定しております(featuring Yuki’s kichen)。作家2名も参加予定です。

この度biscuit galleryでは2023年10月8日から10月28日の会期にて粂原愛と髙橋健太による展示「re vol.2」を開催致します前回の「re」に引き続き、本展示では西欧編纂型の現代美術と日本美術が交差する今日の私たちの美術的な土壌を捉え直し、改めて考える場を鑑賞者と共有する意図を下敷きに、今日のアートシーンの一部の摘録となることを目指します。

展覧会タイトル「re」は「再び」「反対」などの語意を形成するプリフィックであり、その語義的な理由から「re」とは何かしら元となる、あるいは対峙する「何か」を伴います。同時に、その「向き合う何か」は本展示における大きな主題の一つであり、本展示の目的は外来種としての現代美術の形式をそれとは異なった美術形式が既にあったこの国がそれを受容したことを前提として、その今日に結果として在るアートシーンの一部の表現を改めて考察すること、またその二種の因子をいずれとも廃さずに私たちにとっての《現代美術》の様相と可能性を見つめ直すことにあります。

とはいえ、誤解を招かないために言えば、この展示に参加する粂原も髙橋も(広い意味での現代日本という時代区分を共有してはいるものの)それぞれに表現の志向は異なったアーティストであり、企画の趣旨は二人の表現上の共通項を類推させる機会の提供ではありません。異なった志向性を持った二人が共有する土壌に考えを巡らすこと、そして交雑した因子を持ったその土壌の上に居る二人の美術家の優れた仕事を紹介すること、企画の要旨はこの二つに尽きます。そして二人の招聘にあたり、今回の「re」では「手前と奥」というライトモチーフを導入しました。前者は2000年代以降における日本絵画の表現形式について、後者は日本絵画における余白の存在や不在の表現についての言い換えであり、この構造を通じて、つまり「目に見えているもの」と「目には(直接には)映らないもの」の二つの観測地点から私たちの美術について思考する機会を築けたらと思います。

では「奥」とは何か。「奥」とは、眼前には無いが、予感によって感知できる領域であり、或いはその感性そのものとここでは定義づけています。暗がりに何かを感じて怯える心、言外に匂わされるニュアンス、若しくは他者の頭の中の世界。このことを考えるため、平安中期の歌人・藤原公任が『和歌九品』で語った「餘りの心」、後代になっては鴨長明が『無名抄』で語られた「余情」という言葉を展示上の頼りとしました。形として現れていないが、現れていないだけで、そこに在る/居るような予感がすること。今回の「re」では、これまで建具を用いて意図的に画面に遮りの効果を与え、顕現されない存在を示唆させる粂原愛の絵画とともに、この点を考えたいと思います。粂原は一つの絵画に「視えている箇所-視えない箇所」の二重性を生み出し、つまり不在を通して存在を予感させ、想像させる画面を鑑賞者に提示します。その「目の前には無いが予感はすること」こそが、本展示で考えたい「奥」の手触りであり、その不確かな触覚を述べる詩的言語が、私たちが背負う美術史には多く見受けられるように思えるのです。

一方の髙橋健太は、本人の言葉を借りるならば「残ってしまったもの」として日本絵画を捉え、明治や戦後の文化的な改造と変質を踏まえ、固有の歴史観をベースに今日の日本絵画のコンテクストを捉え、実践しているペインターです。彼の絵画には、デジタイズされた今日の私たちにとっての生活のリアリティ、近代都市の生活者のモダリティにめぐらせた考察を、彼の考える日本絵画固有の線描法、技材に由来する粒子的なテクスチャを取り入れながら、90年代の日本に生まれた世代感覚を織り混ぜながら描いたものが多く、言わば日本的な図像感覚と絵画技法に向き合い、それらを現代絵画に持ち込もうと企図するかのようです。「たまたま生まれた場所にあった美術史が、少なくとも西欧的なそれには整合性がつきにくかった。といって絶望はしたくない。ポジティブに捉える道を考えたい」と話す彼は、複雑な因子の絡み合った美術史を要素分解し、時に矛盾するかに見えるそれら一つ一つの因子を無視するのではなく、むしろそれらが共生した土壌をスタート地点とします、本展示において髙橋に頼ったのは「手前」、つまり日本絵画のフォルマリズムの考察パートですが、それは彼が堅持するようなやり方でこそ、そしてその言葉を借りるならば「残ってしまったもの」を見極めるところから始まるようにも思えます。

奥岡新蔵

アーティストプロフィール

粂原 愛 | Ai Kumehara
1989年 埼玉県出身
2015年 摩美術大学大学院日本画研究領域 修了

透過度の高い絵の具で下図を制作した後、画面全体に薄い和紙を貼り岩絵の具で彩色する手法を用いる。一度画面を半透明にリセットすることによって、色彩や形の境界を曖昧にし、描かれているものを抽象化させる。2019 – 2020年前半までは自然保護区、コロニヘーヴなど人為的に自然が作られた場所に滞在し取材を行っていたが、コロナウイルスによるロックダウンによって人々がいなくなった滞在先に突然出現した動物と対峙した経験から、動物を「何かを示唆するもの」として画面上に描く。

詳細プロフィールはこちら

髙橋 健太 | Kenta Takahashi
1997年 愛知県出身
2021年 東京藝術大学絵画科日本画専攻卒業 
2023年 東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻所属

開催概要

biscuit gallery group exhibition
「re2」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
参加アーティスト:粂原 愛、髙橋 健太
会期:2023年10⽉8⽇(日)〜 10⽉28⽇(土)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
協力:奥岡 新蔵
主催:biscuit gallery

Openning Party featuring Yuki’s kichen:2023年10⽉8⽇(日)16〜19時※作家2名とも参加予定

 

カテゴリー
Exhibition

鈴木秀尚個展「鳥と鏡」/ Hidetaka Suzuki “Bird and Mirror”

この度、渋谷区松濤のbiscuit galleryでは2023年9月14日(木)より、鈴木秀尚による個展「鳥と鏡」を開催致します。

「鳥と鏡」メインビジュアル

biscuit galleryでは2度目の鈴木の個展開催となり、今回は古川諒子とのダブル個展になります。
国内外での活躍を見せる鈴木秀尚の新作に是非ご期待ください。

今回同時に個展を開催する古川諒子と共に、美術作家の菅亮平さんをゲストに迎えてのトークイベントを開催します。
概要は下記をご覧ください。

作品リストはこちら

アーティストプロフィール

鈴木秀尚 | Hidetaka Suzuki

 1986年 北海道生まれ
2014年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了

虚構と現実をテーマに絵画を制作を続ける。普段私たちが経験する現実、そして想像し作り上げる虚構。2世界を隔てているように見せる境界線をぼやけさせ、観者に「真に見えているものとは何か」を問いかける。

詳細プロフィールはこちら

 

開催概要

鈴木秀尚 個展
「鳥と鏡」

会場:biscuit gallery 1階, 3階
会期:2023年9月14日(木)〜10月1日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

【イベント開催情報】
鈴木秀尚×古川諒子トークイベント
ゲスト:菅亮平

開催日時:2023年9月16日(土) 15:00-16:00
場所:biscuit gallery


菅亮平(かん りょうへい)プロフィール

1983年愛媛県生まれ。美術作家。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(美術)を取得。「空虚(Void)」をめぐる思考をもとに、多様なメディアを横断的に扱いながら作品制作とアートプロジェクトに取り組み、国内外で発表する。広島市立大学芸術学部講師、Setouchi L-Art Project(SLAP)総合ディレクター。
Website : https://ryoheikan.com

 
カテゴリー
Exhibition

古川諒子個展「かわいそうなジェーン・ブラウンさんは国民に演説を行った」/ Ryoko Furukawa “Poor Jane Brown Gave a speech to the Nation”

この度、渋谷区松濤のbiscuit galleryでは2023年9月14日(木)より、古川諒子による個展「かわいそうなジェーン・ブラウンさんは国民に演説を行った」を開催致します。

「かわいそうなジェーン・ブラウンさんは国民に演説を行った」メインビジュアル

biscuit galleryでは初の古川諒子個展となる本展は、鈴木秀尚とのダブル個展となります。
若手現代美術シーンで活躍を続ける古川諒子の最新作を是非お楽しみください。

今回同時に個展を開催する鈴木秀尚と共に、美術作家の菅亮平さんをゲストに迎えてのトークイベントを開催します。
概要は下記をご覧ください。

作品リストはこちら

アーティストプロフィール

古川諒子 | Ryoko Furukawa

1994年 兵庫県出身
2020年 広島市立大学 芸術学部油絵専攻 卒業
2022年 広島市立大学大学院 芸術学研究科博士前期課程 修了

私は言葉から連想されるイメージをもとに絵画を制作しており、原則として、以下の項目をルールとしている。

(1) 第三者によって書かれた文章を切り刻む。
(2) 制作者が(1)の文章を再構成する。
(3) (2)の文章のみを手がかりに、絵画を制作する。

受験期に使用した英単語帳を切り刻み、再構成した文章を絵画化している。

詳細プロフィールはこちら

 

開催概要

古川諒子 個展
「かわいそうなジェーン・ブラウンさんは国民に演説を行った」

会場:biscuit gallery 1階〜2階
会期:2023年9月14日(木)〜10月1日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

【イベント開催情報】
鈴木秀尚×古川諒子トークイベント
ゲスト:菅亮平

開催日時:2023年9月16日(土) 15:00-16:00
場所:biscuit gallery

菅亮平(かん りょうへい)プロフィール

1983年愛媛県生まれ。美術作家。2016年に東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了、博士号(美術)を取得。「空虚(Void)」をめぐる思考をもとに、多様なメディアを横断的に扱いながら作品制作とアートプロジェクトに取り組み、国内外で発表する。広島市立大学芸術学部講師、Setouchi L-Art Project(SLAP)総合ディレクター。
website: https://ryoheikan.com

 

カテゴリー
Exhibition

【2人展】山中雪乃×山ノ内陽介「silence and innocence」/ 【Duo Exhibition】Yukino Yamanaka×Yosuke Yamanouchi “silence and innocence”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の山中雪乃と山ノ内陽介による2人展「silence and innocence」を開催致します。
2023年8月17日(木)から9月3日(日)まで。

近年、飛躍的な活動を続ける山中と山ノ内。ストロークを意識して制作を続ける2人の作品の掛け合いに、是非ご期待ください。

アーティストプロフィール

山中雪乃 | Yukino Yamanaka 

1999年 ⻑野県生まれ
2021年 京都芸術大学 美術工芸学科油画コース 卒業
2023年 京都芸術大学大学院 美術工芸領域 油画領域 修了

詳細プロフィールはこちら

山ノ内陽介 | Yosuke Yamanouchi

1996年 愛知県出身
2019年 名古屋造形大学洋画コース 卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻 修了

詳細プロフィールはこちら

 

開催概要

山中雪乃×山ノ内陽介 2人展
「silence and innocence」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2023年8月17日(木)〜9月3日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

カテゴリー
Exhibition

那須佐和子 個展「Sunny, Rainy,」/ Sawako Nasu “Sunny, Rainy,”

この度、渋谷区松濤のbiscuit galleryでは2023年6月29日(木)より、那須佐和子による個展「Sunny, Rainy,」を開催致します。

《Sunny》2023, Oil on canvas, 803×530mm

那須佐和子の本展「Sunny,Rainy,」では、彼女が高原地帯で創り出した絵画群で構成されます。

高原地帯の絶え間なく変化する風景は、那須の思考を一定の流れに押し流し、この一連の作品制作へと導きました。

展示される全ての絵画には、「Sunny」または「Rainy」というタイトルがつけられています。これは天気と人間の行動の結びつきを象徴しています。人間は歴史を通じて天気を分類し、命名し、記録し、予測することで日常の営みを整理してきました。那須は、「天気を名付ける行為は、我々が日々を生き抜くための微細な抵抗、打ち立てられた一つの標」と述べています。

その広大な地に広がる変化の中で、一つの主体として立ち続けようとする垂直軸が、絵画群の中に描き出され、誕生と風化を繰り返しながら連綿と続いています。

制御不可能な自然と折り合いをつけようとする人間の葛藤をテーマに、精緻に構築された空間と共に新作の絵画が展示されます。

《Rainy》2023, Oil on canvas, 803×530mm

 

 

 

アーティストプロフィール

那須佐和子 | Sawako Nasu

1996年 東京都生まれ
2021年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
2023年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画第一研究室 修了

那須佐和子は絵画という言語を用いながら距離、つながり、関係について語っています。「どのようにしたら昔の絵に触れるのか」と、那須は自らの制作について振り返るときに口にしますが、彼女の作品の根底には、本人が慕うところの古典あるいはモダニズム絵画やその時代と現代にいる自分自身の間に横たわっている、埋めようがない絶対的な距離に対するまなざしがあり、その感覚こそが那須の芸術に徹底したビジョンを与えています。古典絵画の時代と、そして現代人である自らが属する時代を対比させながら絵画の可能性に取り組む那須の姿勢は、彼女のパーソナルな関心の範疇を超え、常に更新され続ける美術の歴史の突端において何が可能かを模索する、今日的な意識があると言えるでしょう。

詳細プロフィールはこちら

 

開催概要

那須佐和子 個展「Sunny, Rainy,」

会期:2023年6月29日(木)〜7月16日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休み
入場:無料
作品設置監修:太田宗宏
主催:biscuit gallery

 

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Exhibition

【2人展】五十嵐大地×奥村研太郎「境界域」/ 【Duo Show】Daiya Igarashi×Kentaro Okumura “Inter-sphere”

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、現代美術作家の五十嵐大地と奥村研太郎による2人展「境界域」を開催致します。

会期は2023年6月8日(木)から6月25日(日)まで。

二つの領域の接地面を、境界域と呼ぼう。

境界域は、それ自体ではないものの輪郭によりはじめて定義され、誤読され、凹み、浸蝕し、読み込まれ、運動することで、層をつくる。

Diseases between dysthymia and schizophrenia are called borderline personality disorder. BPD is etymologically defined by what it is not to condone misreading, intruding, transgressing, scanning, resulting in a development to strata.

 

物質が複製される時、私たちは同じものというエクリチュールを作り出すことにより、同一なものというアイデンティティを永久に失うことになる。

When a feeling is duplicated, you describe a certain emotion with an established écriture such as “I’m angry”, “I’m relieved”, to maintain the  conveyance of meaning, ending up with an eternal loss of its raw, vivid and timeless identité.

 

厳密に形而下的な非整数次元において、MêmetéからIdentitéへの指向性は絶え間ない鉛直方向の運動を生成する。二次元から三次元への貫通を、三次元から四次元への滲出を。

Under a violent, epileptic explosion, a patient shows a perpendicular intentionality to break through mêmeté to indentité. From the disordered to the ordered, and also from the pathological to the healthy.

 

アーティストプロフィール

五十嵐大地 | Daichi Igarashi

1996年 東京生まれ
2016年 東京芸術大学入学
2022年東京藝術大学大学院絵画専攻油画研究分野修了

複製技法を用いて自作したモチーフを静物画として描く一連のプロジェクトを通して、イマージュの伝達とその変化から見られる普遍性を考察しています。

奥村研太郎 | Kentaro Okumura

2022年東京芸大油画専攻卒。
2020年安宅賞、2021年上野芸友賞、2022年アーティストフェア京都出展など。

生と死の相剋、地図と翻訳行為をテーマに論理空間の更新を促すような存在としての作品制作を目指す。彫刻と映像を中心としたメディアで制作している。

開催概要

五十嵐大地×奥村研太郎 2人展
「境界域」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2023年6月8日(木)〜6月25日(日)
時間:13:00〜19:00※月〜水休
作品設置監修:太田宗宏
入場:無料
主催:biscuit gallery