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Exhibition

【ダブル個展】吉田紳平×ミノリ 「空という言葉を忘れて空を見ることができますか?」

 

この度、biscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の吉田紳平とミノリによるダブル個展「空という言葉を忘れて空を見ることができますか?」を開催致します。
会期は、2023年1月12日(木)から1月29日(日)まで。

今展覧会では、1Fでは作家2名による2人展を、2Fでは吉田紳平個展、そして3Fではミノリ個展を開催致します。

吉田紳平 個展(2F)

吉田紳平個展 メインビジュアル

吉田紳平は近年、国内外の展示開催やアートフェアへの参加など、精力的に作品を発表しています。今回はギャラリー2Fフロアを使い、biscuit galleryでは初となる展覧会を開催いたします。

プロフィール
吉田紳平|Shimpei Yoshida
1992年奈良県生まれ。
2014年京都造形芸術大学を卒業。

絵画を主なメディアとし、現在は東京を拠点に活動。静かで控えめな色彩のポートレートを描いている。2018年にドイツのアーティストランスペース〈FRISE〉にてアーティストインレジデンスに参加。以降はファウンドフォトを題材にした色鉛筆によるポートレートシリーズや、自身のプライベートな体験から着想を得たインスタレーション作品を展開している。

主な個展

「There was a silent night on my side」(FRISE、ハンブルク/2019)、「That star at night is closer than you think -夜のあの星は、あなたが思うよりも近くにある」(keiokairai gallery 、京都/2021)、「Blick der Imagination-空想のまなざし 」(Mikiko Sato gallery、ハンブルク/2021)、「For example, it is the wind against your cheekたとえば、それはあなたの頬に当たる風」(GALLERY crossing、岐阜/2022)、「An unforgettable room – 忘れられない部屋」(YOD gallery、大阪/2022)、「unreadable letter – 読めない手紙」(myheirloom、東京/2022)

作品リストはこちら

ミノリ 個展(3F)

ミノリ個展メインビジュアル

2021年5月に開催された初個展「リトル・ヴォイス」以来、約1年ぶりのbiscuit galleryでの個展となります。個展会場はギャラリー3Fです。今年開催された『GEISAI#21』では、大谷工作室賞/ob賞/村田森賞、審査員賞をトリプル受賞。

プロフィール
ミノリ|minori
1992年 奈良生まれ
2016年 大阪芸術大学 デザイン学科 VAコース 中退
2020年 東京藝術大学 美術学部 絵画科 油画専攻 卒業
現在東京を拠点に活動。

「点と線」という概念を制作の中に取り入れ、線を引くという行為そのものの二面性や、その結果がもたらす様々な事象を、絵画やインスタレーションや言葉を通して表現しようと試みている。現在は東京を拠点に活動。

展示歴(近年)
2022 
個展『&』(Hidari Zingaro/東京)
ART TAIPEI(台北世界貿易中心/台北)
GEISAI#21(東京ビッグサイト/東京)
グループ展『CROSSROADS』(WHAT CAFE/東京)
グループ展『Collectors’ Collective vol.6 Osaka』(TEZUKAYAMA GALLERY/大阪)
2021 
グループ展『gift from…..to…..』(gallery fu/東京)
グループ展『Archives』(myheirloom/東京)
初個展『リトル・ヴォイス』(biscuit gallery/東京)
グループ展『MOTHER』(gallery fu/東京)
グループ展『曖昧なうねり』(Meets Gallery/東京)
菊岡穂・鈴木隆史 二人展『今 炎をあげる』(myheirloom/東京)
2020 
第68回東京藝術大学 卒業・修了作品展(東京都美術館/東京)
藝大油画卒展2020(東京藝術大学/東京)
2018 
東京藝術大学進級展 -NIO展- (3331 Arts Chiyoda/東京)
東京藝術大学進級展 -旅展- (東京藝術大学/東京)

受賞歴(近年)
2022 GEISAI#21 大谷工作室賞/ob賞/村田森賞 審査員賞トリプル受賞
2021 FACE展2021 入選
2019 FACE展2019 入選

作品リストはこちら

 

【開催概要】

展覧会名:空という言葉を忘れて空を見ることができますか?
会期:2023年1月12日(木)〜29日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休み

1F:吉田紳平×ミノリ 2人展
2F:吉田紳平 個展
3F:ミノリ 個展

入場:無料
主催:biscuit gallery

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Exhibition

biscuit gallery 2nd anniversary exhibition「grid2」

 

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、2023年2月25日より、開廊2周年記念のグループ展、biscuit gallery 2nd anniversary exhibition「grid2」を開催いたします。

  • biscuit gallery 2nd anniversary exhibition「grid2」

2021年3月にオープンしたbiscuit gallery(渋谷区松濤)は、来たる2023年3月で開廊2周年を迎えます。

本展「grid2」はこれまでのbiscuit gallery展示作家、2023年に展示する作家、注目の作家を50名以上迎え、2周年記念のグループ展として開催いたします。 展覧会は前期と後期に分けられ、前期が2023年2月25日(土)〜3月19日(日)、後期は3月25日(土)〜4月16日(日)に開催されます。

さらに、今回は代官山蔦屋書店との同時開催も実現。 「grid2 with DAIKANYAMA TSUTAYA BOOKS」として、2月25日(土)〜4月16日(日)までの51日間開催され、1期、2期、3期と会期を3つに分けて展示されます。

 

2周年記念グループ展「grid2」の展示方法は前回開催の「grid」同様、1作家につき1つの壁面、1つの展示台に作品を展示するスタイルです。壁面ごと、展示台ごとに区切られたスペースで表現される、作家それぞれの作品を楽しんで頂けましたら幸いです。

「grid2」の参加アーティストは以下のメンバーとなります。

【grid2 参加アーティスト】

新井碧、石﨑朝子、石山未来、井上りか子、海老原イェニ  、王之玉 、岡田佑里奈、笠井麻衣子、カトウ、加藤昌美、勝木杏吏、菊谷達史、木津本麗、北島麻里子、木村萌 、粂原愛、工藤玲那、栗原巳侑、後藤夢乃、古西穂波、GORILLA PARK 、蔡云逸 、齊藤拓未、下村悠天、杉田万智、杉山日向子 、鈴木秀尚、高尾岳央、髙木優希、高瀬栞菜、髙橋健太、玉住聖、仲衿香、那須佐和子、中風森滋、西村昂祐、長谷川彰宏、林果林、福原優太 、藤川さき、布田葉太郎、古川諒子、松浦美桜香、松田ハル、三浦光雅、南谷理加、宮﨑菖子、茂木淳史、本岡景太、森博幸、山田康平、山田美優、山田優アントニ、山中雪乃、Liao Yuan Yi 、レパー、渡邊涼太、・・・and more! ※五十音順

※同時開催される代官山蔦屋書店への出展作家は代官山蔦屋書店の公式サイトで確認ください。
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/

【内覧会と展示作品の販売方法について】
前・後期とも、会期前日の2月24日(金)、3月24日(金)、これまでbiscuit galleryで作品を購入された方を対象にプレビューを開催いたします。
前期プレビュー:2月24日(金)15:00〜19:00
後期プレビュー:3月24日(金)15:00〜19:00

【grid2 開催概要】
biscuit gallery 2nd anniversary exhibition
「grid2」

会場:biscuit gallery(渋谷)
会期:2023年2月25日(土)〜4月16日(日) ※前期:2/25〜3/19・後期:3/25〜4/16
※それぞれの会期中にも展示替えを行う場合があります。

【前期参加作家:2/25〜3/19】
石﨑朝子、石山未来、井上りか子、王之玉 、笠井麻衣子 、加藤昌美、菊谷達史、北島麻里子、木村萌 、工藤玲那、古西穂波、齊藤拓未、杉田万智、高尾岳央、髙木優希、玉住聖、仲衿香、中風森滋、長谷川彰宏、林果林、福原優太 、藤川さき、布田葉太郎、松浦美桜香、松田ハル、三浦光雅、山田美優、山田優アントニ、レパーほか

展覧会風景:

【後期参加作家:3/25〜4/16】
新井碧、海老原イェニ 、岡田佑里奈、勝木杏吏、カトウ、木津本麗、粂原愛、栗原巳侑、後藤夢乃、GORILLA PARK 、蔡云逸 、下村悠天、杉山日向子 、鈴木秀尚、高瀬栞菜、髙橋健太、那須佐和子、西村昂祐、藤川さき、古川諒子、松浦美桜香、南谷理加、宮﨑菖子、茂木淳史、本岡景太、森博幸、山田康平、山中雪乃、Liao Yuan Yi 、渡邊涼太ほか

メインビジュアルデザイン:八木幤二郎
作品設置監修:太田宗宏

主催:biscuit gallery
協力:SH GALLERY、代官山 蔦屋書店

 

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Exhibition

特別展「Collectors Collective Collection」

 

渋谷区松濤に構えるコマーシャルギャラリー「biscuit gallery」では、3名の個人コレクターによるコレクション展「Collectors Collective Collection」を開催いたします。

参加する個人コレクターはコバヤシマヒロ、HIRO、柵木頼人の3名。

同メンバーは、買える!アートコレクター展「Collectors Collective(コレコレ展)」の1回目でも一緒に展示したコレクター仲間で、コレコレ展が開催された2019年以来、3年ぶりに開催されるコレクション展となります。

展示コレクション作品を通して、アートコレクターそれぞれの美術との向き合い方や、その個性の違いに触れる機会となります。または新たな作家との出会いや、コレクター同士の交流など、多方面に楽しめる展覧会となります。
※本展覧会では作品の販売はございません。

期間中の12/17(土)には、参加コレクターによるトークショーを実施するなど、会期中にはさまざまなイベントを開催予定です。
詳細はbiscuit galleryウェブサイトおよびSNSチャンネルにて随時お知らせ致します。

 

【開催概要】
展覧会名:Collectors Collective Collection
会期:2022年12月15日(木)〜24日(土)
内容:3名の個人コレクターによるコレクション展

【参加コレクター】
1階フロア展示:コバヤシマヒロ
https://www.instagram.com/burart.jp/
2階フロア展示:柵木頼人
https://www.instagram.com/masegiyorito/
3階フロア展示:HIRO
https://www.instagram.com/hiro_art_lover/

【参加作家】 
1階) コバヤシマヒロ:岡﨑乾二郎、佐々木成美、那須佐和子、水戸部七絵、目[mé]、山田康平、Miryam Haddad、Ouma、Yulia Iosilzon​、ほか
2階)柵木頼人:石場文子、今津景、梅沢和木、小林健太、玉山拓郎、平田尚也、Regine Schumannほか
3階) HIRO:磯村暖、高田冬彦、多田恋一郎、みょうじなまえ、山内祥太、Nimyu、ほか

 

【イベント】
コレクタートークショー&ダンスパフォーマンス

今回コレクションを披露するコレクター3名をゲストに迎え、本展の企画意図やそれぞれのコレクションについて語ってもらいます。モデレーターには塚田萌菜美氏 (ArtSticker)を迎えます。

トークショーの後には、参加コレクターの1人であるHIRO氏の企画として、バレエダンサーのMARINO.氏を迎えたダンスパフォーマンスをお楽しみいただきます。

HIRO氏からのメッセージ
『アートとダンス』のコラボレーションを堪能していただき、鑑賞者の皆様にも刺激的な時間とアートに対する考えを再考していただき、 芸術の持つ無限の可能性を考えてみていただきたいです。

開催日:2022年12月17日(土)  16:45〜18:00
トークゲスト:コバヤシマヒロ、HIRO、柵木頼人 <MC:塚田萌菜美 (ArtSticker)>
ゲストダンサー:MARINO.
※定員になりました。ご応募ありがとうございました。

<タイムテーブル>
16:45〜17:45 トークショー
17:45〜17:55 ダンスパフォーマンス
18:00 終了

※イベント開催中の時間は、イベント参加者以外の方は1〜2Fのみご鑑賞いただけます。ご了承ください。

MARINO.プロフィール
1991年生、仙台在住。
Amerian Academy of Ballet (最優秀生徒賞)、Australian Concervatoire of Balletで学び海外経験を積む。帰国後、国内外バレエ団、ミュージカルのバックダンサー等も経て、近年はバレエスタジオや芸能養成所等での指導をおこなっている。
https://www.instagram.com/ma_ri_no_ballet/

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Exhibition

長谷川彰宏×五十嵐大地×R E M A トリプル個展「SOLO SOLO SOLO vol.4」

 

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の長谷川彰宏、五十嵐大地、R E M Aの3名による展覧会を開催致します。
11月24日(木)から12月11日(日)まで。

2022年10月(Vol.2)、11月(Vol.3)と開催してきたSOLO SOLO SOLO展3連続企画の最後となる本展Vol.4は、以下の3名の作家を迎えての展覧会となります。

長谷川彰宏 / Akihiro Hasegawa (1F) 個展 「axiom」

長谷川彰宏 (1F) 個展 「axiom」メインビジュアル

プロフィール

1997年三重県出身。
2016年東京藝術大学美術学部デザイン科入学。 2020年東京藝術大学美術研究科デザイン専攻企画理論研。
天台宗系の寺院に生まれる。お堂に佇む仏像とその周辺の空間を原体験とし、日本的な描写の可能性と、その先にある人間存在の普遍性を模索している。

五十嵐大地 / Daichi Igarashi (2F) 個展 「Sweet Spiral Garden」

五十嵐大地 (2F) 個展 「Sweet Spiral Garden」メインビジュアル

プロフィール

1996年東京生まれ
2022年東京藝術大学大学院絵画専攻油画研究分野修了
素材を置き換えること、撮影しモニターに映すこと、キャンバスに描くこと。形を変え表現されるイメージは、頽廃と再構築を繰り返しながら対象の宿す不変性を描き出します。
マテリアルの経年変化や行程を移す際に生じるズレ等、予測不可能な事象を受け入れ行う一連の制作を通し、有為無常の環境と呼応する絵画上のリアリティを思索しています。

R E M A (3F) 個展 「waking dream voice」

R E M A (3F) 個展 「waking dream voice」メインビジュアル

プロフィール

初期から自身の化粧など外面的特徴からセルフをイメージを使用した作品群を制作。
近年は、これまで扱われていたセルフイメージは女性性と影ーーそしてそれらは予感と夢想が原動力となってーー抽象化され線と焼き付けるという行為によって表現されるようになる。様々なマテリアルへと施されてゆくイメージは、まるで元からそこにあった印のように現れ、見る者をnew-primitiveの世界へと誘う。
2022年からは、2つのシリーズが融合し新たな表現として現れる予定である。

本企画は今後も継続して開催を予定しております。

 

開催概要

長谷川彰宏×五十嵐大地×R E M A トリプル個展
「SOLO SOLO SOLO Vol.4」

1F:長谷川彰宏 個展「axiom」
2F:五十嵐大地 個展「Sweet Spiral Garden」
3F:R E M A 個展「waking dream voice」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2022年11月24日(木)〜12月11日(日)
時間:13:00〜19:00(土日:12:00〜18:00)
※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

【イベント開催情報】

11/24 (木)の 16時からオープニングパーティーを開催します。
是非お気軽にお立ち寄りください。

日程:2022年11月24日(木) 16:00〜19:00

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Exhibition

新井碧×南谷理加×西村昂祐 トリプル個展「SOLO SOLO SOLO vol.3」

 

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の新井碧、南谷理加、西村昂祐の3名による展覧会を開催致します。
11月3日(木)から11月20日(日)まで。

本企画は、2022年4月に高尾岳央、山中雪乃、井上りか子を迎え、vol.1を開催いたしました。10月にはvol.2が開催され、今展覧会のvol.3に続き、連続してvol.4まで3ヶ月連続で開催を予定しております(2022年10月〜12月開催予定)。

3フロアを展示スペースに持つbiscuit galleryの各フロアを使用し、毎展覧会3名の作家の個展をお楽しみいただきます。

SOLO SOLO SOLO Vol.3に参加いただくのは、以下3名の現代美術作家たちです。

 

新井碧 Midori Arai (1F)個展「まばたきのシノニム」

新井碧(1F)個展「まばたきのシノニム」メインビジュアル

プロフィール
1992年茨城県出身。
2015年東京造形大学卒業、2022年京都芸術大学修士課程修了。
無意識的な動作の痕跡に、身体の有限性と絵画の無限性を備える。
共生の時代であるからこそ、生命と時間の在り方について問う。

南谷理加 Rika Minamitani (2F) 個展「ブレイン・ウォッシュ」

南谷理加(2F)個展「ブレイン・ウォッシュ」メインビジュアル

プロフィール
1998年神奈川県出身。
2021年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻在学中。

 

西村昂祐 Kousuke Nishimura (3F) 個展「Transform」

西村昂祐(3F)個展「Transform」メインビジュアル

プロフィール
1999年兵庫県生まれ。
2022年東京藝術大学大学院油画第六研究室入学。
画像データを印刷した物に絵具を乗せ、別の支持体に転写する技法で制作する。人々に広く認知されているイメージが複製され、消費される過程で、様々な形に変化していく社会と、自身の制作を重ねる。現在は転写する行為そのものからできる絵画表現も模索している。

biscuit galleryは、日本における新進気鋭の若手ペインターを継続的に応援して参ります。

【展覧会風景】

3DVRで展覧会のアーカイブをご覧いただけます。

 

開催概要

新井碧×南谷理加×西村昂祐 トリプル個展
「SOLO SOLO SOLO Vol.3」

1F:新井碧 個展「まばたきのシノニム」
2F:南谷理加 個展「ブレイン・ウォッシュ」
3F:西村昂祐 個展「Transform」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2022年11月3日(木)〜11月20日(日)
時間:13:00〜19:00(土日祝:12:00〜18:00)
※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

【イベント開催情報】

ガイドツアー/オピニオン・エクスチェンジ
開催日時:2022年11月20日(日) 13:00-14:00
場所:biscuit gallery
参加費:無料
ガイド:biscuit gallery 金井瑞歩

「アートに答えはない」と言われる中、作品を『主観で紐解いてみよう』という姿勢で鑑賞する観者は多くないように感じます。このイベントでは、作家の意図を尊重しつつ、作者と作品の間の余白に自分を滑り込ませ、自由に作品から何を感じ・思うのかをオープンに意見交換します。観者が前のめりに鑑賞することで作品と距離を縮め、自分なりの見方で楽しんでもらうことを目指します。

 

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Exhibition

杉山日向子×鈴木秀尚×中風森滋 個展「SOLO SOLO SOLO Vol.2」

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の杉山日向子、鈴木秀尚、中風森滋の3名による展覧会を開催致します。
10月6日(木)から10月23日(日)まで。

 

本企画は、2022年4月に高尾岳央、山中雪乃、井上りか子を迎え、vol.1を開催いたしました。今展覧会のvol.2を皮切りに、連続してvol.3、vol.4までの3ヶ月展覧会連続で開催を予定しております(2022年10月〜12月開催予定)。

3フロアを展示スペースに持つbiscuit galleryの各フロアを使用し、毎展覧会3名の作家の個展をお楽しみいただきます。

SOLO SOLO SOLO Vol.2に参加いただくのは、以下3名の現代美術作家たちです。

杉山日向子 Hinako Sugiyama (1F)個展「Hypericum」

杉山日向子 (1F) 個展「Hypericum」メインビジュアル

プロフィール
1997東京都に生まれる
2022東京藝術大学美術学部油画専攻卒業
2020.1 NHK大河ドラマ「麒麟がくる」メインビジュアルの背景デザインを担当
2021.7西武渋谷「鬼頭健吾×薄久保香 推薦作家展」
2021.11西武渋谷「SHIBUYA STYLE vol.15」
2022.3 what cafe「CROSSROADS」
2022.5 西武渋谷「nine colors XVI」
2022.8 寺田倉庫「ブルーピリオド展」

 

鈴木秀尚 Hidetaka Suzuki (2F) 個展「Entity」

鈴木秀尚 (2F) 個展「Entity」メインビジュアル

プロフィール
1986年北海道生まれ。2014年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了。
虚構と現実をテーマに絵画を制作を続ける。普段私たちが経験する現実、そして想像し作り上げる虚構。2世界を隔てているように見せる境界線をぼやけさせ、観者に「真に見えているものとは何か」を問いかける。

 

中風森滋 Shinji Nakakaze (3F) 個展「苦味を添加する」

中風森滋 (3F) 個展「苦味を添加する」メインビジュアル

プロフィール
1994年千葉県⽣まれ。2018年東京藝術⼤学美術学部絵画科油画専攻卒業。現在、東京藝術⼤学⼤学院美術研究科在学。
現実のあらゆる情報より豊かなリアリティを感じられる、デフォルメされた⼆次元の世界の中に本質を探ろうと制作を続ける。⾃⾝の弱さを躊躇なくみせることで、中⾵によってのみ達成されるアイデンティティとオリジナリティを⽬指す。

 

biscuit galleryは、日本における新進気鋭の若手ペインターを継続的に応援して参ります。

開催概要

鈴木秀尚×中風森滋×杉山日向子 トリプル個展
「SOLO SOLO SOLO Vol.2」

1F:杉山日向子 個展「Hypericum」
2F:鈴木秀尚 個展「Entity」
3F:中風森滋 個展「苦味を添加する」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2022年10月6日(木)〜10月23日(日)
時間:13:00〜19:00(土日:12:00〜18:00)
※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery]

【イベント開催情報】

ガイドツアー/オピニオン・エクスチェンジ
開催日時:2022年10月13日(木) 18:00-19:00
場所:biscuit gallery
参加費:無料
ガイド:biscuit gallery 厚地由佳子

「アートに答えはない」と言われる中、作品を『主観で紐解いてみよう』という姿勢で鑑賞する観者は多くないように感じます。このイベントでは、作家の意図を尊重しつつ、作者と作品の間の余白に自分を滑り込ませ、自由に作品から何を感じ・思うのかをオープンに意見交換します。観者が前のめりに鑑賞することで作品と距離を縮め、自分なりの見方で楽しんでもらうことを目指します。

 

【展覧会風景】

3DVRで展覧会のアーカイブをご覧いただけます。

https://my.matterport.com/show/?m=1WiZRV8RPF5&lang=en

 

 

 

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【biscuit gallery Curator Projects】第1弾企画〜松江李穂キュレーション 菊谷達史・前田春日美 2人展

この度、biscuit galleryでは、若手キュレーターの活動支援企画「biscuit gallery Curator Projects」第1弾として、松江李穂キュレーションによる菊谷達史・前田春日美 2人展「影をしたためる」を開催致します。会期は2022年9月8日より、biscuit gallery3フロアにて開催予定です。

biscuit galleryはこれまで、積極的に若手作家を起用した企画展を行って参りましたが、本企画「biscuit gallery Curator Projects」では、若手キュレーターを起用し、自由で実験的な展覧会の実現をサポートし、企画展の開催協力を推進して参ります。

第1回目のキュレーターは、東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士課程に在籍する松江李穂です。

松江李穂 Riho Matsue


この度、biscuit galleryにて菊谷達史と前田春日美による2人展「影をしたためる」を開催する。
「影」の存在は昔から、文字通り私たちの傍に横たわって人々の想像力を駆り立ててきた。例えば大プリニウスの『博物誌』に記されたギリシアの伝説では、コリントスの乙女が、ランプの明かりに照らされた別れゆく恋人の影の輪郭をなぞって壁に残したことが絵画の根源と伝えられている。あるいは、ドッペルゲンガー(影法師)のように自分自身の分身として数多くの物語に登場してきた。光に対置される暗い影は、心理的にネガティブなものとして捉えられることも多い。しかし本展では、実体を持つ全てのものに寄り添い、異なる次元に姿を現す影の性質を拾い上げ、作家それぞれの制作に対するスタンスや表現方法に重ね合わせてみたい。
例えば、iPhone上に残された身近な記録写真や映像をもとに、ポップアートや近代洋画、イラストレーションを混合させたようなシュルレアリスティックな平面作品やアニメーションを制作してきた菊谷は、絵画史の影に自身の制作を位置づけると共に、記録や実体のないイメージという、現実世界の「影」としての絵画表現を飄然と引き受けている。一方、前田は身体に対する不全感や不満を、鏡やプロジェクターを用いてたびたび表現してきた。自身の身体を平面上に投影し、その輪郭や存在の痕跡を再び実体のある立体作品へと変換する彼女の制作方法は、身体のギャップを受け入れ、不全感と共存する方法を模索しようとする試みの一つといえる。
「影をしたためる」こと、それはそこに何か、誰か、あるいは自分自身がいたことの覚え書きだ。何もかもが足早に過ぎ去っていく現在の中で、⾜元の影を⾒つめ世界との関係の中に⾃⼰の置き所を探り続ける2⼈の試みもまた、影のように私たちの想像を掻き⽴てていくものになるだろう。

「影をしたためる」キュレーター 松江 李穂

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影をしたためる One note on the shadow.

松江 李穂

もう何年も前に、なにかの集まりに誘われて全く他人の家に遊びに行ったことがあった。部屋のテーブルの中心には満開に咲いた桜の小枝が瓶に刺して置かれていて、私がそれを写真に収めようとiPhoneを取り出すと、部屋に集まった一人に「誰かがどこかで勝手に折ってきた(違法な)ものかもしれないから、花を撮るのはやめてくれ。」と止められた。話しかけてきたその人のことも、その日出会った人の顔も名前ももうほとんど思い出せないけれど、そういう理由で代わりに写した桜の小枝の影だけが、未だに私のiPhoneの写真フォルダの中に残っている。

「桜の小枝」は桜だが、「桜の小枝の影」は桜ではないと見做されたように、「影」は何かが実在すること/していたことは示すけれど、それそのものではない。そして、桜の小枝の特徴的な輪郭を曖昧に留めた影の写真は、想像をさらに駆り立てて、例えば「あの桜は実は造花だったのかもしれない。」とか、あるいは「本当は梅とか桃の花だったかもしれない。」などと思わせる。そういう意味で、やはり影は実在そのものからも浮遊している。

前置きが長くなってしまったが、「影をしたためる notes of shadows」というタイトル通り、この展覧会は美術作家の菊谷達史と前田春日美の2人の作品を「影」というテーマから照射するものである。

本展会場の1Fの空間を占めるのは菊谷の作品だ。彼は、iPhone上に残された身近な記録写真や映像をもとに虚実を織り交ぜながら、ポップアートや近代洋画、イラストレーションを混合させた平面作品やアニメーションを制作してきた。彼の作品の多くは、記録された景色や流通するイメージという、現実世界の二次的な副産物としての「影」をモチーフとしている。本展会場内の壁に並んだサムホールサイズの作品も、全てのタイトルに「エスキス」と付いていることから、別の作品のためのスケッチのような副次的な作品なのだとわかる。野営やランニングなど、それぞれ個別のテーマはあるものの、全て菊谷の過去の記憶や妄想などから着想を得て、思いつくまま即興的かつ連続的に制作されたものだ。また、人一倍目を引くLEDの作品《Lightning Dog(Jake)》は、文字通り発光する犬と人をモチーフにした作品であり、エスキスシリーズの作品内にも見られる犬の姿とも接続できる。

2Fの展示空間は前田の新作を中心に構成されている。彼女は自身の身体の物質性に対する不全感や不満を起点に、それらを確かめる振る舞いを記録した映像作品や立体作品などを制作してきた。展示室中央に並ぶ《The way to move a hill》は、前田の身体のサイズに合わせて作られたアームレストのような鉄製のツールとモニター、そして映像内で前田が行っている動きの順序を記した指示板で構成されたインスタレーション作品である。映像には前田がツールを用いて行ったパフォーマンスが記録されている。指示板に書かれた番号及び身体の各部位の名称は映像内の動きと対応しており、おおよそパフォーマンスの流れを想像することはできるが、接写で撮影された映像からは作家が実際どのように動いたのか確認することは難しい。画面にはただ、ツール上のクッション面と触れ合う肌のリアルな質感が映され、かつてそのツールに触れていた前田の存在を想起させつつも、不在の身体の部分的な生々しさが実際の身体との間に異なる印象を作り出している。展示室手前の《vis a vis》は、片方の手のひらで顔を隠す前田とそれを撮影するカメラが互いに動き合う映像作品である。この作品においても同様に、画面中央に映され続ける手のひらのイメージが段々とほどけて、前田の固有の身体を離れ、浮遊する影の様に別の何かに変容していくように見える。

それ以前にも、前田は自身の身体の物質性に対して様々な方法でアプローチしているが、過去作では、プロジェクターや鏡をたびたび用いている。3Fに展示された《遠い身体》は、自身の身体をプロジェクターでスクリーン上に投影し、そのスクリーンに四肢だけを貫通させた不自由な状態で、身体のズレた輪郭を粘度で埋めていく様子を映した映像作品だ。また、《壁で踊る#3》《壁で踊る#4》《壁で踊る#6》は、鏡に映した自身の身体の輪郭を右手・左手の両方使って2枚のアクリル板に描いて重ね合わせ、その線を石粉粘土に置き換えた作品である。両作品とも、彼女自身のぎこちない身体と実感との距離を測りながら、もう一度実感を取り戻していこうとするプロセスを見ることができる。前田が身体を思考するとき、そこには自身から遠ざけていこうとする軽さと、自身に引き寄せていこうとする重さが同時に存在しているのだ。

そして、3F奥に展示されているのは、菊谷の映像作品《ノードブックアニメーテッド1》である。この映像を見ると、1Fや3F手前にあった作品が全てアニメーションに登場する断片/部分なのだということに気付くだろう。菊谷のこうした作品の傾向は2012年に金沢で開催された菊谷の個展『FLAME REACTION』にも見られたものだ。当時の個展のレビュー執筆者であった若山は「(菊谷の作品は)背景(の世界)とモチーフ(の世界)を切り離すことで、まるでモチーフが浮遊したような独自の『世界』を文字通り『浮き彫り』にする」というコメントを寄せている。またその展評に用いられた「浮遊するイメージ」[1]という言葉を借りるならば、アニメーションの制作過程に使用されつつも、アニメーションから切り離された断片たち(エスキスやコマ撮り用パーツ、LED作品など)も、まさに「浮遊するイメージ」であり、影の性質に重なり合うものであると考えられる。そしてこのアニメーション自体が、作家のiPhoneに残された写真や記録、自身の思い出などの記憶や未経験のイメージをもとに様々な形態へとモンタージュしていくという作品である。ここにあるのは過去の残り香や未来の雨の予兆を嗅ぎとる犬たちのように、アナクロニスティックに時間を行き来する、そんな浮遊感ではないだろうか。

確かに哲学者プラトンはかつて、「縛られ壁を見つめる人々は、影だけを見てそれを実体だと思い込んでいる。」と言った。記録されたことや実体のないイメージ、それらの断片や痕跡が継ぎ接ぎされ、記憶の中でモンタージュし、それが現在の視点から物語のように見えたりする。歴史修正主義者のように、それだけを正しいものだと思い込んでしまうのはときに誤りかもしれない。けれど些細な過去の影や痕跡がふとした瞬間に私たちに実感を与え、想像力を駆り立てることは大いにある。私が菊谷や前田のように、自分自身の足元の「影をしたためて」おくような実践を考えるのは、誰もがいつかまたこの瞬間に戻って来ては、再び何かを考え直したり、やり直したりできるようにしてほしいからだ、とそう思っている。

私のiPhoneには今も一枚の桜の小枝の影の写真がある。

桜の花があったこと、それしか今は思い出せないのだけれど。

[1] 若山満大「浮遊するイメージ」
(reviews[菊谷達史個展『FLAME REACTION』/石川]、2012年)

 

【「biscuit gallery Curator Projects」概要】
若手キュレーターによる美術展企画の活動支援プロジェクト

キュレーター、展示作家にはキュレーション費用、展示費用、会場費用や運営、広報宣伝など、展覧会開催における、あらゆる面でサポートを行う継続的な取組です。
問い合わせ先:info@biscuitgallery.com

【WEB美術手帖掲載インタビュー記事】

https://bijutsutecho.com/magazine/interview/oil/26027

【開催概要】

菊谷達史・前田春日美 2人展
「影をしたためる notes of shadows」

会期 2022年9月8日(木)―9月25日(日)
会場 biscuit gallery
〒150-0046 東京都渋谷区松濤1丁目28−8 biscuitビル
企画:松江李穂
主催:株式会社biscuit

※最終日9月25日(日)15:00-18:00にクロージングパーティーを行います。是非お気軽にご参加ください。

〈キュレーター略歴〉
松江李穂
1994年 青森県生まれ
2019年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科芸術学専攻 卒業
2020年〜 東京藝術大学大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻修士課程在籍
2021年 埼玉県立近代美術館臨時的任用学芸員

〈作家略歴〉
菊谷達史
1989年 北海道稚内市生まれ
2011年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油画専攻卒業
2013年 金沢美術工芸大学大学院修士課程美術工芸研究科絵画専攻油画コース 修了

・近年の個展
2018年 「Play a role」 創治朗 (兵庫・伊丹)
2021年  「うつくしき動物たち」IN SITU(愛知・名古屋)
2022年  「ムービング・ピクチャー」石黒ビル地下(石川・金沢)
・近年の主なグループ展
2017年 「VOCA2017」上野の森美術館(東京・上野)
2019年 「The Optic nerve and The Devices」 CRISPY EGG Gallery(神奈川・淵野辺)
・その他
2019年 「3331 Art Fair 2019 ‒Various Collectors’ Prizes‒」3331 Arts Chiyoda(東京・外神田)
2020年 「ゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校第5期最終選抜成果展『プレイルーム』」ゲンロンカフェ(東京・五反田)

《NOCTURNAL ANIMAL》(2022年)、映像(8分1秒)

《M市の散策者》2019年、 キャンバスに油彩、H1920×W1620mm

前田春日美
1991年 東京都出身
2017年 武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒業
2019年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース修了
・近年の個展
2017年  「短い手」(「、むしろ例えてしまう」 大野陽生、前田春日美、大石一貴による連
続個展企画),mime 東京造形大学
・近年のグループ展
2019年  「D.A.AURA Residency Open Studio」D.A.Aura (光州, 韓国)
「WALLA オープン記念展示」,WALLA (東京)
「でんちゅうストラット 星をとる」小平市平櫛田中彫刻美術館 記念館 (東京)
「別人」 芸宿103 (石川)
「群馬青年ビエンナーレ2019」群馬県立近代美術館 (群馬)
2020年 「本のキリヌキ」瑞雲庵 (京都)
「WALLAby/ワラビー」銀座蔦屋書店 (東京)
2021年 「憑依する作法」小金井アートスポットシャトー2F (東京)
「ポリフォニックなプロセス+プレッシャー」はしっこ(東京)
・パフォーマンス
2022年 「やわらかい杖を置く」, WALLA (東京)

《遠い体》2019年、映像(9分12秒) 撮影:comuramai

《mark on water》2021年、ヴィデオインスタレーション/ドローイング 写真:柳場大

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Exhibition

岡田佑里奈 作品集「DREAM IN OUT」刊行記念展

このたび、biscuit galleryではマネジメント作家である岡田佑里奈の作品集「DREAM IN OUT」の刊行を記念し、特別展覧会を5日間限定で開催致します。 

「DREAM IN OUT」メインビジュアル

岡田佑里奈は、1995年兵庫県生まれの現代美術作家です。
写真を転写の技法によって平面化し、そこに現れたクラックに塗料を流し込むというプロセスを経過する岡田の作品は、写真と絵画の双方の工程を含みながらも、しかしそのどちらにも傾かず、それらはむしろ物体の強度と精緻さを手仕事によって丹念に突き詰めるという、どこか工芸的な性格を伴いながら新しい領域を示唆しています。
今最も注目される現代若手作家の一人です。

そんな岡田の2作目となる作品集「DREAM IN OUT」が、2022年7月1日に刊行されました(アートビートパブリッシャーズ出版)。biscuit galleryでは、これを記念した特別展覧会を、8月31日(水)〜9月4日(日)の5日間限定で開催いたします。
展覧会では作品集の展示に加え、岡田佑里奈の新作発表を予定しております。また、本展のために制作された作品集の特装版の展示販売も行われます。

岡田佑里奈作品集「DREAM IN OUT」

【岡田佑里奈作品集「DREAM IN OUT」】
発行元:アートビートパブリッシャーズ supported by FUJIXEROX
発行日:2022年7月1日発売
サイズ:318×236mm
価格:3,850円(税込)
ページ:84ページ

【岡⽥佑⾥奈作品集 サイン入り大判限定版「DREAM IN OUT」】
発行元:アートビートパブリッシャーズ supported by FUJIXEROX
発行日:2022年7月1日発売
サイズ:365×490mm
価格:8,800円(税込)
ページ:40ページ
エディション:30

【岡⽥佑⾥奈 SPECIAL BOX SET】
新作写真集「DREAM IN OUT」と「BLINDSPOT」(https://gpabp.official.ec/items/26202178)が収められた、エディション10限定の特装ボックスセット。10個の箱それぞれが異なる図柄をもつユニークピースとなります。作家サイン付きの証明書をお付けいたします。
ボックスサイズ:350×255×45mm
価格:143,000円(税込)

 

【「DREAM IN OUT」刊行記念特別展 開催概要】

岡田佑里奈「DREAM IN OUT」刊行記念特別展
会場:biscuit gallery 1階
会期:2022年8月31日(水)〜9月4日(日)
時間:13:00〜19:00(土日:12:00〜18:00)
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:G/P+abp

 

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Exhibition

後藤夢乃個展 「Nos sumus luna, Vmbra luceat」(私たちは月、光を放つための影)

 

この度、biscuit galleryでは後藤夢乃による個展「Nos sumus luna, Vmbra luceat」(私たちは月、光を放つための影)、を開催致します。

後藤夢乃は、2019年に女子美術大学を卒業後、2022年に東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻第一研究室を修了した、新進気鋭の美術作家です。

後藤夢乃個展「Nos sumus luna, Vmbra luceat」(私たちは月、光を放つための影)メインビジュアル

後藤はこれまで、弾圧されながらも、負の感情に争い戦い続ける罪なき人々に光をあてた絵画作品を制作してきました。宗教的で幻想的な世界が展開されますが、それは「逃避としての幻想的世界ではな」く、作品を通して「人の痛さ、守ろうとしているもの、強さを感じてもらえたら嬉しい」と後藤は語ります。
物質感にこだわる後藤の作品は、平面作品でありながら深い奥行きと重厚感を持ちます。時には実際に釘をキャンバスに刺した作品も見られ、そのアイデアと手法は独特です。

【作家ステートメント】
現代では不浄とされている娼婦は古代では巫女として神聖視され、宗教儀式において神殿で売春を行ってきました。
性が俗のものとして捉えられる以前の話です。
日本でもかつて民間の巫女は歩き巫女と呼ばれ、各地へ赴き、踊りと性的奉仕を行ってきました。

古代、女性のみの力が子を産むとされていた為、その魔力は神聖視されていましたが、
その後すぐに子作りに男性が必要とわかり、女性は所有物として抑圧され、現代までつづいていきます。

特に娼婦は近代欧州で穢れの役割を担わされ、その他の人々が救済されるための犠牲となりました。

今展のテーマは“娼性”です。
ギャラリーの一階から三階に上がるにつれ、描かれた彼女たちはヴェールを、パンツを脱いでいき、胎内巡りや、生と死と復活の儀礼を再解釈するような展開をしていきます。

ストリップしていく彼女たちは七つのヴェールを脱いで地獄の門の前で一糸纏わぬ姿になるイシュタルの冥界下りの神話と重なります。

男性性の象徴としての弓矢を持ち白いパンツを脱ぐことで、痛みを代償に娼性を開き、世界に光を放つ役割を担う彼女たちの自己献身を描きます。

献身はケアをすることであり、人々の心を癒す、そこには性愛も必ずあり、弾圧される弱者の象徴として存在します。

展覧会のタイトルに、”私たちは月、光を放つための影“とあります。

月は女性性、太陽は男性性を象徴し、陰と陽を表しています。

月は太陽の光がないと地球では見えないけれど、月がないと海は産まれない。潮の満ち引きが生まれない。

世界は光と影、善と悪、天と地、生と死などの二極で語られることが多いですが、この境界を跨ぎ越えていくこと、曖昧にしていくこと、白と黒を混ざり合わせることこそが世界に調和をもたらすと考えています。

絵画自体も幻想的な世界を描きながら、鑑賞者を”あちら側”の世界に誘うのではなく、絵
画が”こちら側”の世界へ来ようとしていることを意識して制作しているため、凹凸のある物質感の強さや、地面を描き足場を作ることで私たちのいる今この世界とつながっていることを表しています。
私がこの世界に立って絵を描いていることの姿勢です。

光らない存在、闇を照らすことで影の輪郭を朧げに立ち上がらせる、
日陰にいるものたちに光を当て、同じように抑圧を抱えている人たちの浄化を起こすことが今展の目的です。

Nos sumus luna
A nocte complent te
Vmbra luceat

(私たちは月
あなたたちを引き立てるための夜
光を放つための影)

Volo effundere
Volo implere aquam
Aquam semina
Aqua in patera

Cum nubilum fit, bibimus et reponemus

(私たちは注ぎたい
水で満たしたい
種子に水を
器に水を
濁ってきたら、私たちが飲んで取り換える)

Dive per septem vela
Ad tergum speluncæ
Exspectamus aperire meretricem cum dolore dolorum

(7つのヴェールを潜って洞窟の奥へ
痛みを代償に娼性を開いた私たちが待っている)

棘マリアⅨ 縦44.5cm 横 28 cm 奥9.3cm

Black MariaⅩⅩⅣ 縦30.5cm 横22.5cm 奥 5cm

Ritual-luna decrescent 縦 121cm 横 46cm 奥行 6cm

 

本展ではbiscuit galleryの3フロアを使った大規模な個展です。

会期中には作家本人による「展覧会ガイドツアー」、「タロット占い」、「魔女対談」などのイベントも開催予定です。是非お楽しみにしてください。

特別プレビューイベント開催情報

2022年6月25日(土)開催

【企画① 】魔女・後藤夢乃による「タロット占い」と特別事前ビューイング
魔女・後藤夢乃がタロットカードを使い、参加者のご要望に応じてタロット占いを行います。

カード占いで出た絵柄を来場者の目の前で描く「タロットカードドローイング(サイン入り)」をプレゼント致します。また、いち早く展覧会をご覧頂くことが出来ます。

参加人数:合計4名様
所要時間(1人) :20〜30分
開催日 2022年6月25日(土)

時間:13時〜14時の回(2名)15時〜16時の回(2名)※合計4名様限定
会費:8,800円(税込) ※完売

プレゼント:タロットカードドローイング(サイン入り)
備考:占いの模様はSNSや展覧会サイトなどで配信される場合がございます。
※お申し込み方法はbiscuit galleryのメールマガジンにて告知いたします。

【企画② 】後藤夢乃本人による展覧会ガイドツアー
作家本人である後藤夢乃が、展覧会をガイドいたします(biscuit gallery 1F-3F)。
参加者は作家による展覧会のガイドをお聴きいただきながら鑑賞頂けます。※一部、会場が暗くなる場所がございますので、あらかじめご了承ください。
また、皆さまからの質疑にお答えする時間も予定しております。お帰りには「オリジナルドローイング(サイン入り)」をプレゼントさせて頂きます。

参加人数:合計10名様
所領時間:約1時間(質疑応答含む)
開催日 2022年6月25日(土)

時間:17時〜18時 ※終了時間は前後する可能性がございます。
会費:5,500円 (税込)※完売
​プレゼント:オリジナルドローイング(サイン入り)
備考:ガイドツアーの模様はSNSや展覧会サイトなどで配信される場合がございます。
※お申し込み方法はbiscuit galleryのメールマガジンにて告知いたします。

 

アーティストプロフィール

後藤夢乃 | Yumeno Goto

1996年東京都生まれ。2019年女子美術大学卒業。22年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画専攻第一研究室修了。

主な受賞歴に、卒業制作女子美術大学美術館奨励賞(2019)、加藤成之記念賞(総代)(2019)、O氏記念賞(2019)、第55回神奈川県美術展準大賞(2019)など。

開催概要

後藤夢乃 個展
「Nos sumus luna, Vmbra luceat」(私たちは月、光を放つための影)

会場:biscuit gallery
会期:2022年6月26日(日)〜7月10日(日)
時間:13:00〜19:00(土日:12:00〜18:00)※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery

カテゴリー
Exhibition

長島伊織(Iori Nagashima)個展「ノンフィクション・イメージ」

この度、biscuit galleryでは5/26(木)から現代美術作家、長島伊織による個展「ノンフィクション・イメージ」を開催致します。

 

長島伊織は、武蔵野美術大学を2020年に卒業した若手美術作家です。

本展では個展「ノンフィクション・イメージ」と同時に、この春より同じアトリエにて制作活動をともにする山田康平の個展も開催します。

biscuit gallery3フロアのうち、1フロアを使った個展形式の展覧会に加え、二人の作品が同居して展示されるフロアによって構成されます。

現在の若手現代美術シーンで注目を集める作家の新作にご注目ください。

 

作品は抽選販売になります。※終了しました。

アーティストプロフィール

長島伊織 | Iori nagashima

-略歴-
1997年 大阪府出身。
2020年 武蔵野美術大学油絵学科卒業。

インターネットで見かけた印象的な画像や、映画のシーンなど、「どこかで見た物語」をモチーフとする。「見えたこと/見えないこと」をテーマに、油絵ならではのストロークを用いて時に忠実に再現し、時にはあいまいに塗りつぶしながら、記憶化したイメージを絵画に転換する。

開催概要

長島伊織

個展「ノンフィクション・イメージ」

会場:biscuit gallery
会期:2022年5月26日(木)〜6月12日(日)
時間:13:00〜19:00(土日:12:00〜18:00)
※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery
URL:https://biscuitgallery.com