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【メディア掲載情報】東京新聞 美術評にて 堀尾昭子・那須佐和子2人展『不滅』が紹介されました

2025年6月22日(日)東京新聞 朝刊の「美術評」にて、現在biscuit galleryで開催中の展覧会『不滅』が特集されました。小説家、高山羽根子さんによる展評により、小説家堀尾昭子と那須佐和子、2人の作家による魅力的な展覧会が紹介されています。

東京新聞 2025年6月22日朝刊

「展示のタイトルはミラン・クンデラの同名の小説に由来しているらしい。その物語で示される2人の女性像は、あるときは手を広げ回り、またあるときは立ち止まり思考する。これは2種類の女性の表彰というよりは、ある女性が同時に持ちうる二つの要素が、そのまま表出されたものなのだろう。出自も生きてきた時代も長さも違う女性2人による作品が、同時に私たちの前に現れている。そうしてまた、私たち鑑賞者は動いてその作品を見、立ち止まって思考を巡らす。」高山羽根子(小説家)
※東京新聞 2025年6月22日朝刊 美術評より一部抜粋

Photo:Kents Seki

東京新聞に掲載された記事をぜひご覧ください。※展覧会会場でもご覧頂けます。

展覧会は2025年7月6日まで開催中です。是非お立ち寄りください。

【開催概要】

堀尾昭子・那須佐和子 2人展
「不滅」

会場:biscuit gallery(新宿)
会期:2025年6月15日(日)〜7月6日(日)
時間:12 : 00 ~ 19 : 00
※月-火 休廊
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:Gallery NAO MASAKI
https://biscuitgallery.com/fumetsu/

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Group exhibition「emerge」by biscuit gallery at GINZA MITSUKOSHI

biscuit galleryはこのたび、銀座三越本館2階プロモーションエリアにて、新進気鋭の現在アーティストたちによるグループ展「emerge」by biscuit galleryを開催いたします。

本展では、biscuit galleryディレクションのもと“Flower”をテーマに、平面、立体作家6名による作品の数々を展開いたします。

銀座三越 本館2階 プロモーションについて
今春、銀座三越 本館2階フロアの中央に新たにオープンしたプロモーションスペース。銀座の真ん中、銀座4丁目の交差点に面し新たに誕生したラグジュアリーな環境は、訪れるお客さま皆さまに上質な時間をご提供いたします。

オープンから2025年8月(予定)までは期間限定のアートギャラリーとして『GINZA Contemporary Art Stage』を実施。才能豊かな様々なアーティストの個展・グループ展を開催いたします。

大澤巴瑠/Hal Osawa《onomatopoeia》 1343×950×50mm パネルにアクリル、銀箔、麻 2024

奥田雄太/Yuta Okuda 《Abstract Bouquet 250412 (Silver Gradat ion x Gold)》 1455×1455×30mm アクリル絵の具・顔料インク/キャンバス・木製パネル 2025

粂原愛/Ai Kumehara《Hideaways/70》 500×727×25mm シナパネルに紙、和紙、膠、顔料、岩絵具、箔 2025

後藤夢乃/Yumeno Goto 《Iris, Portrai of a Goddess》 420×330×35mm 木製パネルに油彩 2025

松本崇宏/Takahiro Matsumoto 《untitled》 650×140×180mm 楠に着彩、アクリル、木炭、鉛筆 2025

山田美優/Miyu Yamada 《AB on the field 》1620×1303×50mm Acrylic,sand,mixed media on canvas 2025

概要

展覧会名:「emerge」by biscuit gallery

会場:銀座三越 本館2階 プロモーションスペース
〒104-8212 東京都中央区銀座4丁目6−16

会期:2025年6月18日(水)〜7月7日(月)
時間:10時00分~20時00分
入場:無料

参加作家:大澤巴瑠、奥田雄太、粂原愛、後藤夢乃、松本崇宏、山田美優
協力:biscuit gallery
お問い合わせ先:銀座三越 TEL03-3562-1111(大代表)

 

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【News】季刊誌「biscuit gallery press Vol.4」

biscuit gallery(東京・新宿)は、2025年6月11日に、「biscuit gallery press Vol.4」を発売開始いたします。

Vol.1Vol.2Vol.3ついてはこちらから

「biscuit gallery press Vol.4」コンテンツ:

Feature article
・biscuit gallery 4th anniversary exhibition「grid4」
・biscuit gallery farewell exhibition in Shibuya「doors」

Special column
・Artist’s column / 三成花奈 Kana Mitsunari
・Atelier Journey /石川真奎  MASAKI ISHIKAWA 
・卒展レポート / 海老原イェニ・邑木一翔
・Interview / Nicolas Sorbac (NISO) on exhibition “bridge”
・Collector’s Interview / 上島亨 Toru Kamishima
・Column / 松井陸 Riku Matsui「がある街、の空間」
・【連載企画】山田康平「葛藤」
・【連載マンガ】弓月/Yuzuki「吉澤くん」
・その他

本書を通じて、日本の現代美術若手シーンの隆盛を国内外に発信して参ります。

【概要】

タイトル:biscuit gallery press Vol.4

内容:日本の現代美術シーン、特に若いアーティストたちの動向をbiscuit galleryの展覧会企画、取り扱いアーティストを中心に切り取っていくマガジンです。
出版:biscuit books
刊行日:2025年6月11日 ※Vol.4
形式:季刊誌 ※Vol.5発売予定:2025年9月
サイズ:A5版
ページ数:32P
デザイン:森川瑳久
価格:500円(税別) ※税込550円
言語:日本語/英語2カ国語対応
ISBN:978-4-9912414-6-8

販売場所:biscuit gallery(新宿)、銀座 蔦屋書店、代官山 蔦屋書店、NADiff contemporary ほかアート関連書店で取り扱い。
biscuit gallery store:https://shop.biscuitgallery.com/product/biscuit-gallery-press-vol-4-/589
Amazon:EC・電子書籍(Kindle版)
https://www.amazon.co.jp/dp/4991241464

 

なお、biscuit gallery pressでは、寄稿者(テキスト、マンガ、デザイナーなど)、広告スポンサー、取り扱い書店様を募集しております。Contactよりお問い合わせください。

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【News】biscuit galleryとAWASE gallery、新宿新スペースにてProject space「On」を稼働開始

biscuit galleryとAWASE gallery、新宿新スペースにてProject space「On」を稼働開始
-第1弾企画はbiscuit gallery主催でアジサカコウジ個展を開催-

このたび、biscuit galleryは渋谷から新宿へと拠点を移し、2025年6月15日より移転記念となる展覧会を開催いたします。新たなスペースは甲州街道と明治通りの交差点に構える松井ビル。新宿駅南口から徒歩3分、新宿3丁目駅から徒歩1分の好立地です。

新スペースは3つのフロアで構成され、biscuit galleryとAWASE galleryがそれぞれのスペースを所有して運営して参りますが、もうひとつのスペースを「On」と名付け、多目的に運用して参ります。

Project space「On」について

biscuit gallery と AWASE gallery のあいだに位置する新スペース「On」 は、展覧会形式にとどまらず、アート、建築、デザイン、カルチャーが交差する小規模イベントを企画ベースで実現するプロジェクトスペースです。

キュレーション/共同企画制

企画内容に応じてギャラリーディレクターが伴走し、展覧会の開催を実現致します。単なるスペースレンタルではなく、企画内容に応じて広くご相談を受け付けます。

多用途対応

展覧会、トークイベント、教育スクール、パフォーマンス、建築レクチャーなど、ジャンル横断型のプログラムを想定

フレキシブルな会期/レイアウト

最短1日から2,3週間など、柔軟に会期を設定します。色調節可能な最新照明設備により、平面作品や立体作品はもちろん、インスタレーションなど幅広く対応します。

アジサカコウジの個展「花と人と車」

biscuit gallery と AWASE gallery のあいだに位置する新スペース 「On」 は、展覧会形式にとどまらず、アート、建築、デザイン、カルチャーが交差する小規模イベントを企画ベースで実現するプロジェクトスペースです。

「On」 の杮落とし展は6月28日(土)より、福岡を拠点に活動するアーティスト・アジサカコウジの個展「花と人と車」をbiscuit gallery主催で開催いたします。

本展は、作家にとって東京のギャラリースペースにおける初個展となり、新たな注目の場となることでしょう。本展では小作品を中心に合計200点の作品が展示される予定です。

Project space「On」 は、biscuit gallery と AWASE gallery が共同で育てていく実験的プラットフォームとして、外部アーティストやキュレーター、クリエイターとの協働や新たなコミュニティ形成のハブとなることを目指します。
ご利用に関するご相談はお気軽にお問い合わせください。

– 概要 –

【Project space「On」】
場所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3-32-10 松井ビル8階
営業時間:12時〜19時 ※休み:月曜・火曜
問い合わせ先:
info@biscuitgallery.com 担当:厚地(biscuit gallery)
info@awasegallery.com 担当:佐藤(AWASE gallery)

【展覧会企画】
アジサカコウジ 個展「花と人と車」
会期:2025年6月28日(土)〜7月20日(日)
営業時間:12時〜19時 ※休み:月曜・火曜
会場:On | biscuit gallery(新宿)
オープニングパーティ:6月28日(土)15時〜19時
作家在廊日:6月28日(土)、6月29日(日)

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Exhibition

アジサカコウジ 個展「花と人と車」

biscuit gallery は、2025年6月28日(土)より、画家・イラストレーターのアジサカコウジによる個展「花と人と車」を開催いたします。

biscuit gallery と AWASE gallery のあいだに位置する新スペース “On” は、展覧会形式にとどまらず、アート、建築、デザイン、カルチャーが交差する小規模イベントを企画ベースで実現するプロジェクトスペースです。

“On” のこけら落とし展は、福岡を拠点に活動するアーティスト・アジサカコウジの個展「花と人と車」をbiscuit gallery主催で開催いたします。

本展は、作家にとって東京のギャラリースペースにおける初個展となり、新たな注目の場となることでしょう。本展では小作品を中心に、200点の作品が展示される予定です。

なお、6月28日(土)、6月29日(日)に作家アジサカコウジが在廊予定です。皆さまのご来場をお待ちしております。

アジサカコウジ《サイレントファンク》 333×242mm アクリル絵具、麻キャンバス

アジサカコウジ《冬の掟》 530×455mm アクリル絵具、麻キャンバス

アジサカコウジ《イーナV8》 273×220mm アクリル絵具、麻キャンバス

アジサカコウジ(画家・イラストレーター)

長崎県出身

主な展覧会:
2025年「在りし未来の歌」List(長崎)
2024年「忘れられた花々」EUREKA(福岡)
2023年「野生のパライソ」EUREKA(福岡)

【開催概要】

アジサカコウジ 個展
「花と人と車」

会場:On | biscuit gallery(新宿)
会期:2025年6月28日(土)〜7月20日(日)
オープニングパーティ:6月28日(土)15時〜19時
作家在廊日:6月28日(土)、6月29日(日)
時間:12 : 00 ~ 19 : 00 ※月-火 休廊
入場:無料
主催:biscuit gallery

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Exhibition

【2人展】堀尾昭子・那須佐和子「不滅」

biscuit gallery は、2025年6月15日(日)より、現代美術家・堀尾昭子と画家・那須佐和子による2人展「不滅」を開催いたします。

本展は、渋谷区松濤での営業を経て新たに開廊する、新宿・松井ビル8階「nudge field」に誕生するbiscuit gallery新スペースで開催されるこけら落とし展となります。

展示風景 Photo:Kenta Seki

堀尾昭子・那須佐和子「不滅」

本展では、biscuit galleryが継続的に取り組んできた作家である那須佐和子が、〈具体美術協会〉の元会員でもあり、独自のミニマルな美学を貫いてきた堀尾昭子と初めての展覧会に臨みます。

堀尾昭子《無題》木 , アクリル絵具

那須佐和子《Landscape》Oil on Canvas

不滅
Fumetsu

堀尾昭子さんは自分の作品に「無題」と名づける。
「作品は無言であるべき」という彼女のスタンスからだ。
それをはじめに断っておく必要があると思われる。とはいえ、彼女のスタンスをそのまま、飾り立てずに置いておくため、私の作品も参加するこの展覧会には別の名前を冠するべきだろう。私は本展覧会のタイトルを畏れ多くも「不滅」と決めさせてもらった。
作品達について語らないために、ここではただそのタイトルを名付けた動機だけを語ることにする。

それを作った人が、それから手を離した瞬間の、そのままで置かれたモノを見る。このモノが不滅だとは誰も言えない。これは不滅ではないのだろう。ただ、その人がそれから手を離した瞬間、その瞬間だけが不滅と呼べるものだった。

ミラン・クンデラの同名小説『不滅』では、二つの女性像が提示される。一方は、自分の自我を不滅の存在へと押し上げるように手を大きく掲げる女性。他方は、自我を運び回る容れ物としての自分ではなく、ただの存在として消え入ることを望む女性。
前者は歴史を動かすある動源を代表し、後者は、どうだろうか。ただ歴史の流れから立ち止まることを選び、そして立ち去ろうとする存在だ。
美術は前者のような人間が作り出してきたといえよう。しかし時に美術は立ち止まることを教えてくれる。立ち止まらないとモノを見ることはできないから。モノは杭のように時の流れの中に突き差さっている。流れの中に消えさるべき或る人間がそれに触れた最後の時のままで。

堀尾さんの作品も私を立ち止まらせてくれた。彼女はこれらを自分の手から離して、世界へ置いて行った。目の前のエフェメラルな素材から成るモノとは裏腹に私が感じたのは、これがまさに不滅ではないかということだった。

 

那須佐和子

世代を超えた女性作家同士による対話の場として、また、空間と作品の関係性を再構築する試みとして、本展覧会は新たな視点を提示いたします。

メディア掲載情報

【メディア掲載情報】東京新聞 美術評にて 堀尾昭子・那須佐和子2人展『不滅』が紹介されました

堀尾昭子(現代美術家)

1937年、徳島市出身。
1959年、徳島大学医学部付属高等看護学校を卒業。看護師として徳島大学医学部付属病院に、次いで兵庫県ガンセンターに勤務する。1962年頃から作品制作を始め、1967年「具体新人展」に出品、翌1968年に〈具体美術協会〉会員となる。

主な展覧会:2019年「堀尾貞治・昭子の世界」展(神戸わたくし美術館)2021年「堀尾昭子の現在」展(西脇市岡之山美術館)2022年「地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング」展(森美術館)2023年 「コレクション企画 枠と波」展 豊田市美術館

那須佐和子(画家)

1996年、東京都出身。
2023年、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程油画第一研究室修了

主な個展:2023年「Sunny, Rainy,」biscuit gallery、2024年「Vestige」NISO(ロンドン)、2025年「ライナスの布」KEN NAKAHASHI
https://biscuitgallery.com/sawako-nasu/

【開催概要】

堀尾昭子・那須佐和子 2人展
「不滅」

会場:biscuit gallery(新宿)
会期:2025年6月15日(日)〜7月6日(日)
時間:12 : 00 ~ 19 : 00
※月-火 休廊
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:Gallery NAO MASAKI

オープニングパーティ:6月15日(日)15時〜19時 ※作家(那須佐和子)在廊予定

参考情報

同フロアに隣接するギャラリー「AWASE gallery」では以下展覧会を同時開催いたします。

山田康平・関口正浩 2人展 「余りをみた」
会場:AWASE gallery
会期:2025年6月15日(日)〜7月6日(日)
時間:12 : 00 ~ 19 : 00
※月-火 休廊
入場:無料
オープニングパーティ:6月15日(日)15時〜19時 ※作家(山田康平)在廊予定

 

<biscuit gallery × AWASE gallery トークショー>

会期初日の6月15日(日)13時より、AWASE galleryディレクターの山田康平氏(現代美術家)、松井陸氏(建築家)を迎えたトークショーを開催いたします。biscuit galleryディレクターの厚地がホストを務めます。
「建築と美術」を軸に展開するAWASE gallery。ギャラリー創設のきっかけ、これから目指すこと、biscuit galleryとnudge fieldを始めようと思った理由など、トーク形式でお話を伺います。

会場:On(東京都新宿区新宿3-32-10 松井ビル8F)
日時:2025年6月15日(日) 13 : 00 ~ 13 : 45
参加:無料