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庄司 朝美/Asami Shoji

庄司 朝美/Asami Shoji

Profile

1988年 福島県生まれ。大阪、青森、東京にて育つ。
2012年 多摩美術大学美術研究科博士前期課程絵画専攻版画研究領域修了
2022-2023年 東急財団の助成により、ジョージア・トビリシを拠点に西アジアにて在外研修予定

主な展示歴

個展
2021
“2021年の9月” gallery21yo-j(東京)
“Unknown Image Series no.8 #3 百目の鳥によせて” void+(東京) 2019
“明日のまみえない神話” gallery21yo-j(東京) 2018
“泥のダイアグラム” Cale(東京) 2017
“劇場の画家” gallery21yo-j(東京) “夜のうちに” トーキョーワンダーサイト渋谷(東京)
2016
“トーキョーワンダーウォール都庁” 東京都庁第一本庁舎3階南側空中歩廊(東京)

グループ展
2021
“BankART Station : AIR2021” BankART Station(神奈川)
2020
“9人の眼−9人のアーティストHikarie Contemporary Art Eye vol.13” 渋谷ヒカリ
エ8/CUBE1,2,3(東京) 2016
“また起きてから書きます” akibatamabi21(東京)
2015
“Mondi Paralleli Asami shoji e Toshinori Tanuma” Atelier Controsegno(ポッツォーリ、イタリア)
2012
村田峰紀企画展“人間” 小金井アートスポットシャトー2F(東京)
2011
“ASPECTS 2011” RSS University Gallery/チェンマイ国立美術館(タイ)
2010
“更新に憑くー可塑的な無人島” akibatamabi21(東京)

受賞歴

2020
令和2年度五島記念文化賞
2019
FACE2019 グランプリ
2016
トーキョーワンダーウォール2015 トーキョーワンダーウォール賞
2015
第18回岡本太郎現代芸術賞展 入選(美術ユニット、構想計画所として参加)
2011
第一回宮本三郎記念デッサン大賞 審査員賞

パブリックコレクション
SOMPO美術館

出版物
2018「劇場の画家」ミッドナイトストアー刊

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NEWS

【永田優美】 グループ展「金魚空間9周年記念展 星野有紀x永田優美x桜井旭」参加のお知らせ

 

永田優美が金魚空間(台湾)にて開催されるグループ展「金魚空間9周年記念展 星野有紀x永田優美x桜井旭」に出展いたします。

本展では、新作の絵画を展示予定です。

【開催概要】

「金魚空間9周年記念展 星野有紀x永田優美x桜井旭」参加のお知らせ

参加作家:星野有紀、永田優美、桜井旭

会場:金魚空間(台湾)
会期:2021年11月13日(土)~11月28日(月)
営業時間:13:00〜18:00
休廊日:月曜・火曜
入場料:無料
展覧会サイト:https://www.kingyokookan.com/exhibitions/2021/10/24/9-xx

 

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青木 美紅/Miku Aoki

青木美紅/Miku Aoki

撮影:平林岳志

Profile

青木美紅/Miku Aoki
1996年 栃木県生まれ
2020年 多摩美術大学絵画学科油画専攻

Concept

18歳のある日、母親から、自身が両親に切望されて配偶者間人工授精で産まれてきた子供であることを知らされる。また、世界初のクローン技術で生まれた羊の「ドリー」と自身が同じ年に生まれたことを知り、以降、自身を含めた「選択された生」にまつわる偶然と必然、与えられた祝福と呪詛について考察を続ける。
世界初の人工授精を行った18世紀イギリスの外科医ジョン・ハンターの研究していた奇形動物、生命の発生や突然変異などと現代の生命医療の可能性を重ね合わせる。

多摩美術大学在学中、あいちトリエンナーレ2019に最年少で招聘作家として出品。2020年3月同大学卒業。2019年3月にはゲンロンカオス*ラウンジ新芸術校第4期金賞受賞し、6期ではゲンロン新芸術校に体制変更後講師を務めた。
現在はイギリス(リバプール)の、デジタル文化を探求しアートと映画の展示を行う複合施設FACTにて来年2022年2月まで展示中。

主な展示歴

2021年 Future Ages Will Wonder,
イギリス(リバプール),FACTにて開催中
www.fact.co.uk/event/future-ages-will-wonder
2020年 初個展「ʻʼzoeʻʼ」BLOCK HOUSE(原宿)
2020年 NADiff Window Gallery展「1996120519691206」(恵比寿
2019年 あいちトリエンナーレ2019「1996」名古屋市美術館

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小林 椋/Muku Kobayashi

小林 椋/Muku Kobayashi

Profile

小林 椋/Muku Kobayashi

1992年 東京都生まれ。
2017年 多摩美術大学大学院 修士課程 情報デザイン領域 修了。
2019年 京都市立芸術大学大学院 修士課程 彫刻専攻 修了。

主な展示歴

個展
2020.8「ネを見に峰に目をね」( 東京 ,TAKU SOMETANI GALLERY)
2020.3「州ん」( 愛知 , ギャラリー N)
2019.10「ソテツとてつもなく並」( 京都 , ギャラリー 16)
2018.8-9「プールの輪にワニ」( 愛知 , ギャラリー N)
2018.7「ローのためのパス」( 京都 , ギャラリー 16)
2017.9-11「エマージェンシーズ! 032『盛るとのるソー』」( 東京 ,NTT インターコミュニケーションセンター [ICC])
2016.10「プンするポーコ」( 広島 , オリエンタルデザインギャラリー )
2014.12「『ヨコとか下とか』TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL Vol.9」( 東京 , トーキョーワンダーサイト本郷 )

Concept

事物に物的な装置を挿入または類比させることで生まれる飛躍や不和のようなもの観察しながら作品を制作する。時里充とのユニット「正直」でパフォーマンスを行う。

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Exhibition

【2人展】東慎也×飯田美穂「Welcome to the Painting Jungle」

渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、美術作家の東慎也と飯田美穂による展覧会を開催致します。
会期は2021年11月3日(水・祝)から11月21日(日)まで。

東慎也は2020年に京都造形芸術大学大学院を修了、飯田美穂は2018年に同大学院を修了した新進気鋭のペインターです

一見するとかわいらしく、軽妙なタッチで描かれる東の絵画は、様々なイシューをはらんでいます。
また、 顔を「∵」や文字記号に置き換えた名画などをモチーフに描く飯田は、絵画とはなにかをベースに考えます。

それぞれがそれぞれに「絵画」に傾倒するふたりによる2人展は、展示タイトル「Welcome to the Painting Jungle」の通り、ギャラリー展示室の3フロアがジャングルのような絵画空間を作り出します。

顔をちゃんと描かないふたりの個展に寄せて

飯田美穂と東慎也が、2人展をやるという。
僕の中では、ちょっとした事件だ。
(ちなみに、僕にテキストの依頼が来たのはもっと事件だ)

僕は、人との出会い同様、アーティストの作品たちとの出会いも記憶が定かでないことが多いのだが、ふたりの作品との最初の邂逅については、それぞれ鮮明に覚えている。アートフェアと美大内でのアトリエ巡りというシチュエーションの違いはあれど、多様な作品を見て回る中で、圧倒的なユニークネスと完成度で存在感を発していた作品達に足を止められて名前を確認したことは同じだった。以来、それぞれの作家のファンである。

そんなふたりが2人展をやるという。

様々な過去の名画をモチーフに、「描く」ことを描いている飯田と、
人や社会の様々な側面を少しシニカルな目線で捉え、ユーモラスに描く東。

異なるテーマとアプローチのふたりの作品に、しかし、不思議な共通点を僕は覚える。
なんというか、どちらの作品も力が抜けていて、どこか愛嬌があり、類似の鑑賞体験を持っている。
端的にそんな印象を与える外形的な共通点を問われたら、ずばり、「顔」の描写である。
ふたりとも、顔をちゃんと描かない。

よく顔にアルファベットや数字を描く飯田と、
点や線で簡単に表情を描写する東。

コミュニケーションする猿たる僕らは、人を見たら無意識に表情から情報を読み取るようにできているが、ふたりの作品はそれを許してくれない。作品に対峙した際、読み解くヒントを求めて描かれた人物の顔を覗き込むと、「ノーヒント!」あるいは「顔はあんまり関係ありません!」と、さらっとかわされてしまう。この拒絶ではなく、いなされる感じが心地よく、「チェ」と舌打ちしながら僕は他のヒントを拾うために作品の細部に目を向けることになる。そうして手がかりを探りながら、飯田はこの名画をモチーフに何を描きたかったのか?東が今回、焦点を当てたのは人のどの側面なんだろうか?と、作家の制作動機に思いを馳せる。そんなやりとりがなんとも楽しい。

このテキストを書くにあたり、2人展をやることになった経緯やコンセプトを聞いてみようと思ったが、結局、やめてしまった。当日、「ノーヒント」で会場でふたりが創り上げた作品と空間に向き合った方が楽しそうだと思い直したのだ。

そういうわけで、今回の個展に関する固有の情報はこのテキストにはない。
(期待してここまで読み進めた人はごめんなさい)
でも、どうか、皆さんにも、顔は何も語らない代わりに、画面全体が存分に語るペインタリーなふたりの作品と空間を会場で「ノーヒント」でご堪能いただきたい。

そのジャングル体験は、きっと楽しいから。

現代アートコレクター
草野 隆史

アーティストプロフィール

東慎也 Shinya Azuma

ニュースや日頃目にする情景から着想を得たイメージをドローイングに書き溜め、大胆なストロークでキャンバスにイメージを再び描き起こす。東の一見愛らしいモチーフの裏には、貧富の格差やデモなどの世界各地で起こっている時事問題が主題として込められている。

-略歴-
1994年 大阪生まれ
2020年 京都造形芸術大学大学院芸術研究科ペインティング領域修了
現在は大阪、奈良を拠点に活動。

 

飯田美穂 Miho Iida

絵画への愛とオールド・マスターたちへのリスペクトを込めて多様な名画を引用し、抽象化されたイメージを描く。

-略歴-
1991年 愛知県生まれ
2016年 名古屋芸術大学 美術学部 美術学科 洋画2コース 卒業
2018年 京都造形芸術大学大学院 芸術専攻芸術研究科 ペインティング領域油画コース 修了

 

開催概要

東慎也×飯田美穂2人展
「Welcome to the Painting Jungle」

会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2021年11⽉3⽇(水・祝)〜11⽉21⽇(⽇)
時間:13:00〜19:00(土日祝:12:00〜18:00)
※月〜水休 (祝日はオープンいたします)
入場:無料
主催:biscuit gallery
協力:FINCH ARTS