【軽井沢】biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency 開館記念展 スヨン × 高橋遥 二人展「underflow」

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スヨン × 高橋遥 二人展「underflow」

biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency  /  Opening Exhibition

underflow

スヨン  ×  高橋遥  /  Suyeont  ×  Haruka Takahashi

2026.10.24 (Sat) – 12.26 (Sat)

スヨン × 高橋遥 二人展「underflow」キービジュアル
スヨン × 高橋遥 二人展「underflow」

OPENING RECEPTION

2026.10.24 (Sat)  12:00 −

スヨン・高橋遥 両作家 在廊

このたび biscuit gallery は、長野県軽井沢町の旧軽井沢・テニスコート通りに、新しい拠点「biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency」を開きます。1階を展示室、2階をアーティスト・イン・レジデンス施設とした2層構成で、軽井沢の自然環境のなかで作家の滞在制作や展示を支える拠点として運営いたします。

開館記念展として、韓国の作家 スヨン と、日本の作家 高橋遥 による二人展「underflow」を開催いたします。会期は2026年10月24日(土)から12月26日(土)までです。Over/Under は、海外の作家と日本の作家によるコラボレーション企画や関係作家の個展を中心に展覧会を組みます。東京新宿のスペースとは異なる、速度に縛られない時間をかけて、アーティストの展覧会や国際的な対話を醸成することを目指しています。本展はその最初の一歩となります。

展覧会「underflow」について

「軽井沢」という地名の由来は、水の涸れた沢を意味するという説があるそうです。ただし、水が涸れているのは地表だけで、地中には水が流れていて、少し雨が降れば顔を出してくる場所が多くあります。観光名所としても知られる「白糸の滝」も同様です。滝は川から繋がって落ちているのではなく、浅間山に降った雪が何年もの時間を超えて地下を通り、地層と軽石層の境目から湧き出して流れ落ちているのです。本二人展の出展作家、スヨンと高橋遥の制作スタイルも、軽井沢の土地のように例えられるでしょう。

二重に重ねた薄い綿布や、透けて見える方眼紙を支持体に使うスヨンの作品は、ひと目見て捉えられるイメージと、支持体のはかなさが作り出す透明感や、吸い込まれるような奥深さを感じさせます。ファブリックを使ったインスタレーションも同様に、向こう側が透けるため輪郭はほどけ、像は像のまま定まりません。日常のささやかな温もりや手触りを画面に留めながら、それが移ろうものであることを同時に表現するスタイルです。

一方の高橋遥は、油彩やパステルに柿渋を重ね、木製のパーツを組み合わせて、支持体そのものを作り上げていきます。絵は平らなまま留まらず、厚みと凹凸を持って壁から立ち上がってきます。素材を層として積み上げたその断面は、地層と軽石層が重なるこの土地の成り立ちにも通じるものです。高橋が見つめているのは、人が持つ「実在感」です。蓋をされて地表から見えなくなった川、すなわち暗渠は、近作でそのメタファーとして選ばれたものです。見えないものを無理に見えるようにするのではなく、蓋をされてもなお流れつづけている水のように、自分が自分の内に抱えている感覚とその揺らぎを、物質の手触りとして留めようとするスタイルです。

本展「underflow」は、そうした2人の作家による二人展です。

underflow とは、地表の下を流れる水を指す言葉です。同時に計算機の世界でも使われていて、値が小さすぎて桁に収まらず、ゼロとして処理されてしまう現象を意味します。支持体を透かしていくスヨンと、支持体に厚みを与えていく高橋。手つきはまるで反対を向いていますが、二人が触れようとしているものは同じです。見えないまま、確かにそこにあるもの。本展はそうしたアプローチに触れる展覧会です。

スヨン 出品作 参考図版 - underflow
スヨン
《Two Dianthus》 2026
acrylic on cotton
33.4 × 45.5 cm
高橋遥《sasamorpha borealis》2026
高橋 遥
《sasamorpha borealis》 2026
beeswax, cotton sheeting, persimmon tannin, wood
147 × 110 × 38 mm

出展作家

スヨン ポートレート

スヨン

Suyeont

1988年 韓国・釜山生まれ。2015年 韓国国立芸術大学 映像科 卒業(BFA)、2020年 同大学院 美術研究科 修士課程 修了(MFA)。

私は、生命の儚さと、その中で起こる出来事を明らかにしようとしています。方眼紙へのドローイング、絵画、そして布を用いた作品の間を行き来しながら、記憶に留めたい大切な感覚を薄い支持体の上に刻み込んでいます。「無常」と「意味」が共存する生の本質は、常に私を惑わせます。作品を通じて、無(nothing)でありながら全て(everything)であるもの、刹那であり永遠であるもの、消えゆくものでありながら恍惚とするほど美しいものが衝突し合う状態を表現したいのです。

高橋遥 ポートレート

高橋遥

Haruka Takahashi

1994年 北海道・釧路市生まれ。2018年 多摩美術大学 油画専攻 卒業。東京を拠点に活動。近年の主な個展に「白い暗渠」(hide gallery、東京、2026年)。

人の持つ「実在感」をテーマに、平面と立体の関係性を通して、矛盾を抱えたまま成立し続ける知覚の状態や、そのあいだに生じる揺らぎや問いを軸にした作品を制作しています。見えなくなることは、消えることではありません。道端の土のように当たり前にある感情の下に、白い暗渠が流れています。

会場について

biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency は、1階を展示室、2階をアーティスト・イン・レジデンス施設とした2層構成の拠点です。滞在した作家がそのまま展示につながっていく場として運営いたします。

会期中は毎日開廊するのではなく、不定期のオープン日と、ご予約によるプライベート・ビューイングを組み合わせて運営いたします。開廊日は公式サイトにて随時ご案内いたします。

INFORMATION

展覧会名スヨン × 高橋遥 二人展「underflow」

会期2026年10月24日(土)〜 2026年12月26日(土)

開廊日不定期オープン + 予約制ビューイング(詳細は公式サイトにてご案内)

開廊時間12:00−17:00(詳細は公式サイトにてご案内)

オープニング2026年10月24日(土)12:00 −(スヨン・高橋遥 両作家在廊)

会場biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency

住所長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢 748-2

入場料無料

お問い合わせinfo@biscuitgallery.com

報道関係者の皆さまへ

本展および biscuit gallery Over/Under Karuizawa Residency に関する取材、掲載用画像の貸出しをご希望の場合は、下記までご連絡ください。作家へのインタビュー、会場での撮影についてもご相談を承ります。

biscuit gallery 広報担当 小林
info@biscuitgallery.com

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※ 会期・開廊日などの展覧会情報は変更になる場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。

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