• Instagram
  • FaceBook

biscuit gallery is a commercial gallery to handle led
by a young writer of domestic and foreign contemporary art.

 

山ノ内陽介 個展「太古の残滓をくみ上げる」

 

この度、biscuit gallery(新宿区)では、現代美術作家の山ノ内陽介による個展「太古の残滓(ざんし)をくみ上げる」を開催いたします。
会期は、2025年11月29日(土)から12月14日(日)まで。
会場はbiscuit galleryとAWASE galleryに挟まれたスペース「On」での開催になります。

本展は、国際芸術祭あいち2025の企画で、アートラボあいちと四芸大による連続個展のプログラムにも採用された「太古の残滓(ざんじ)をくみ上げる」の巡回展として、biscuit galleryにて開催するものです。

山ノ内陽介《父性的儀式》2025年 1940×970×30mm Oil on canvas

山ノ内陽介《保存の規則》2025年 “910×652×20mm ” Oil on canvas photo:CANDYBAR Gallery

山ノ内陽介《逃避》2025年 1620×1303×30mm Oil on canvas

山ノ内陽介のbiscuit galleryで開催される個展は今回で3回目になります。是非お立ち寄りください。

 

山ノ内 陽介|Yosuke Yamanouchi
1996年 愛知県出身
2019年 名古屋造形大学洋画コース 卒業
2021年 東京藝術大学大学院美術研究科油画専攻 修了

山ノ内陽介は絵画の歴史や構造そのものと率直に向き合い、その可能性をあますところなく引き出そうとする作品を制作しています。
古典絵画を引用しながらもわずかに、かつ大胆な改変を施すかのようなアプローチは前衛的な美術家やダダイスト、シュルレアリストのスタンスを思わせますが、彼の作品はそのさらに先へと進み、絵画のマテ物質性に言及しています。
かつてロシア・アバンギャルドの作家らが絵画の表面処理や効果に注意を払うファクトゥーラの概念を生み出したように、山ノ内もまた「表皮シリーズ」に見られる通り、絵画を単純なイメージに関する議論の枠に留めず、あたかも「視覚の触覚性」とも呼びうるような視覚効果を作品に与え、それを見る私たちに新しい絵画体験と現代絵画の可能性を提示し続けます。

 

【開催概要】

山ノ内陽介 個展
「太古の残滓をくみ上げる」

会場:On|biscuit gallery (新宿)
会期:2025年11月29日(土)〜12月14日(日)
     オープニングパーティー:11/29 (土) 16:00-19:00 
時間:12:00〜19:00  ※月〜火休み
入場:無料
主催:biscuit gallery