グループ展 「International Dialogue」/ Group Exhibition “International Dialogue”
渋⾕区松涛⽂化ストリートに構える現代アートのコマーシャルギャラリーbiscuit gallery(渋⾕区松濤)では、2024年5月18日より、グループ展「International Dialogue」を開催いたします。
キュレーターJens Petersen協力のもと、日本人作家と海外作家の「対話」を展示を通してご紹介いたします。
会期は、2024年5月18日(土)から6月9日(日)まで。
本展は、biscuit gallery karuizawa (軽井沢)でも同時開催となります。
会期初日の5月18日(土) 16:00-19:00にオープニングレセプションを開催いたします。
プレビュー:5月17日(金) 16:00-19:00
オープニングレセプション:5月18日(土) 16:00-19:00
※オープニングレセプションには、キュレータのJens Petersen、作家のHanna Zelleke Collin、河本蓮大朗、那須佐和子、Mモト、
私たちは、人類が科学とヒューマニズムを拒絶する時代に生きている。権力者たちは人為的な気候変動に対する適切な対策を講じることができず、抑圧と暴力がさらなる暴力を生むだけだということを理解していない。価値観の異なるグループ間の二極化は拡大し、知性に基づく議論は無視される。
このような状況では、異なる背景を持つ人々が交流し、知り合うことができる場を育てることが不可欠である。アート界は、あらゆる声を歓迎し、新しいアイデアを探求し、現状に挑戦すべきである。
International Dialogueでは、4人の日本人アーティストと4人の外国人アーティストがそれぞれ対になっている。どの組み合わせも、表現形式、メディア、スタイル、モチーフ、動機など共通点がある。目的は、それぞれの作品の間に対話を生み出すこと。多様性が出会うとき、私たちは何を学ぶことができるのか。異なる文化的背景を持つアーティストたちは、同じような問いにどのようにアプローチするのか?biscuit gallery渋谷の3フロアと軽井沢のスペースは、対となる作品が対話するための4つの異なる場を提供する。
渋谷の1階では韓国と日本の糸の会話があり、2階では東京の表情豊かな具象絵画がメキシコの同志を迎え、最上階ではスウェーデンと九州の抽象絵画が哲学的な議論を交わす。軽井沢のギャラリーでは、山形と台湾の風景画が思い出を語り合う。
筆跡と色彩がどのように共鳴し合うかを観察する。曖昧に描かれた人物の微かなささやきに耳を傾ける。繋がり合うテキスタイルの温もりを感じる。そして、すべての人間が同じレベルで分かり合おうとする世界を想像してみよう。
Jens Petersen
キュレータープロフィール
Jens Petersen
ペーテルセン・イェンスは、15年前から東京に住むスウェーデン人のアート愛好家兼コレクター。パンデミックの最中、アートへの関心の高まりから、ベルリンのNode Centerでのコースを含め、キュレーションの勉強を始めた。
International Dialogueは彼の最初の展覧会である。
「キュレーションを通して、海外のアーティストが日本で作品を発表する機会を増やし、日本の作家が海外で作品を展示する手助けをしたい。International Dialogueでは、日本で展示したことのない4人の外国人アーティストと、海外のアートシーンで見かけることがほとんどない4人の国内アーティストをペアで展示することにしました」
「ペアはテキスタイル、具象、抽象、風景画に分類され、それぞれ1つの異なるスペースで展示されます。4つの展覧会に分かれているように見えるかもしれませんが、来場者にはそのつながりを見てほしいと思っています。第一に、展覧会のタイトルを通して、作品間の対話が進行していること。次に、人間の目にみえるものは何なのかと疑問を投げかけるアートです。私はそうした作品に惹かれます。光によって性質を変える重層的な絵画であったり、キャンバスの外(文字通り物理的な空間、あるいは精神的な、心の内)を旅させる作品であったり、それが何であるか、何を伝えたいかがすぐに分からない作品であったりする。8人の作家全員がこの資質を持っていると思う」
Jens Petersen
参加アーティスト
biscuit gallery (渋谷) 参加作家:
イ・ソンウン (Seongeun Lee)
河本蓮大朗 (Rentaro Kawamoto)
エリザベス・イバラ (Elizabeth Ibarra)
那須佐和子 (Sawako Nasu)
ハンナ・セレケ・コリーン (Hanna Zelleke Collin)
Mモト (Emumoto)
biscuit gallery karuizawa (軽井沢) 参加作家:
フ・ニン (Fu Ning)
後藤拓朗 (Takuro Goto)
開催概要
グループ展「International Dialogue」
【biscuit gallery (渋谷)】
会場:biscuit gallery 1階〜3階
会期:2024年5月18日(土)〜6月9日(日)
時間:13:00〜19:00 ※月〜水休
入場:無料
主催:biscuit gallery
【biscuit gallery karuizawa (軽井沢)】
会期:2024年5月18日(土)〜6月23日(日)
時間:12:00〜18:00 ※火・水休
入場:無料
主催:biscuit gallery karuizawa
キュレーター:Jens Petersen